地獄の渡り者

劇場公開日:

解説

中沢信の脚本を「海のGメン 暁の急襲隊」の相野田悟が監督したアクション・ドラマ。撮影は内田宏夫。

1960年製作/67分/日本
原題:Lord and Pickpocket
配給:第二東映
劇場公開日:1960年4月19日

ストーリー

夜の横須賀は犯罪のにおいのする街だ。学生くずれのギター流し亮吉は、酒場リラで喧嘩を売る外国人をたたきのめした。彼の腕をみこんだマスター利平は、彼を店で働かすことにした。利平の娘リカはこれがうれしかった。亮吉は元アメリカン・フットボールの選手で、ブルジョア家庭に育った。しかし贈賄容疑で父は没落し、許婚者の絹江はアメリカにわたってしまった。ギター一つをもとに彼は自活していたのである。ある日亮吉は利平が外国人ケントと麻薬取引をしているのをみた。ケントの縄ばりを荒すことを考えた刺青の竹一味はケントを殺し、利平をおどした。そして中華飯店上海で店主を殺し、血のついたドスを昏倒した亮吉に握らせて逃げた。その頃利平は逃亡しようとしていた。リカは一人で亮吉を探しに出かけ彼を助けた。その時、利平は刺青の竹一味に殺されていた。亮吉は一味の一人に口を割らせ、アジトになっている密輸船ロック号にのりこんだ。船のキャプテンはジョージ田口と名のる怪しい男である。ロック号にはまた田口の情婦である黒眼鏡の女がいた。それは意外や、かつての亮吉の許婚者絹江であった。亮吉が田口に追いつめられた時、絹江の拳銃が田口を射殺した。そして彼女も海へ身を投げた。亮吉はリカと抱きあった。

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