柳生旅日記 竜虎活殺剣

劇場公開日:

解説

「柳生旅日記 天地夢想剣」につづく柳生旅日記シリーズの第二作。前作のコンビ高岩肇の脚本を、萩原遼が監督した。撮影も同じく、「柳生旅日記 天地夢想剣」の服部幹夫。

1960年製作/88分/日本
原題:I Came from the West
配給:松竹
劇場公開日:1960年3月25日

ストーリー

播州津の浦の港町にある酒亭竜巻館に、隻眼の将軍家御指南役柳生十兵衛がやくざ姿に身をやつしてやってきた。彼の役目は近海を荒らす海賊片眼の竜を捕えることである。権太という男を助けて、彼を追う五郎次と名のる男を追っ払ってやった十兵衛は、着流しの浪人時雨弦之丞に襲われた。十兵衛がその剣法を夢想剣と見破ると、彼は逃げ去った。白山神社の、年に一度の竜神祭りが近いある日、人ごみの中で再び十兵衛は弦之丞に襲われた。日ならずして竜野藩が幕府におくる御用金二十万両が海賊に奪われた。明くる日の夜、釣船を出した十兵衛は白山神社境内で明滅する合図の火を見た。そこに直行すると、見張りに立たせてあった権太が狂女吉野の膝で眠っていた。その後、権太とともに十兵衛は五郎次を見つけ、彼を追った。が、五郎次は何者かに殺された。その手に金製の竜の根付けがあったところから、十兵衛は奪われた小判が密貿易に使われていると類推した。入江にある怪船にしのびこんだ十兵衛は、謎の美女須磨が安南人と密貿易について話しあっているのを見、短刀の紋所から須磨が福島家ゆかりの者なのをつきとめた。町にひんぴんと起る娘さらいも、福島家の恨みをうけた者たちに対して発生する。竜巻館の娘小蝶の後をつけ、その地下室に一味の本部があるとみた十兵衛は、福島家残党を根こそぎ捕えようとした。しかし、もう一味の影はなかった。小蝶、須磨などは実は福島家の姫君たちで、竜野藩の家老勘解由とはかってお家再興をたくらんでいたのだった。弦之丞は幕府の隠密で須磨を愛し、迷っている男なのもわかった。竜神祭りの日、十兵衛は弦之丞の助けをかりて福島家残党を捕え、勘解由の悪だくみに利用されている須磨たちを救った。事件は落着し、弦之丞や須磨たちはジャガタラの新天地に出発することになった。

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