虹をつかむ恋人たち

劇場公開日:

解説

「あの雲に歌おう」の須崎勝弥と川瀬治が共同でシナリオを執筆「続・図々しい奴」の瀬川昌治が監督した青春もの。撮影は「ひも」の林七郎。

1965年製作/92分/日本
配給:東映
劇場公開日:1965年3月31日

ストーリー

銀座の婦人洋装店“アオイ”のお針子美代は、ウィンドーに飾られたミンクのコートを眺めては、それを着て恋人とデートをするのを夢見ていた。が、ある日そのミンクにも買い手がついてしまった。買い主は沢山の会社を持つ実業家山下伸介。美代は、さっそくミンクを伸介のいるホテル・ニューオオタニに届けにいった。ミンクは、伸介の妻昌子への銀婚式の贈り物であった。しかし、伸介が、バーのマダム奈々江と浮気しているのを知った、神介の妻昌子は、届けられたミンクを放りだし弟のデザイナー由紀修平と連れだって志賀高原ホテルへ出かけてしまった。そんな時、伸介のもとに奈々江から誘いの電話がかかってきた。これ幸いと伸介は、ミンクを奈々江にあげることを約束してしまった。長年の夢をやぶられた美代は「浮気の道具になんか使わないで!」と、自分のミンクにたくした夢を伸介につげた。伸介はこの美代の純な夢をこわすまいとミンクを美代にあずけ、奈々江には偽のミンクを贈ることを約束した。一方、自動車修理工として働く北上達也の夢は、金持の女の子を恋人に持つことだった。そんな時、お客の由紀修平からたのまれた真赤なスポーツカーを、志賀高原へ運ぶことになった。志賀高原で偶然出会った美代と修平は、つかの間の恋とは知りつつ、身分をいつわって楽しい一時を過した。が、その間美代のミンクは、自分のミンクが偽物と知った、奈々江によって偽物とすりかえられていた。やがて昌子夫人の出現で、美代の夢は破れ、偽のミンクをめぐって大騒動。が、この騒ぎも、事情を知った奈々江の告白で一段落した。今や夢からさめた美代は、素状を打ち明けた達也と共に、新めて二人の愛を確かめあった。

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