虎の子作戦

劇場公開日:

解説

藤沢新一・藤信次の共同小説を、「男の紋章」の甲斐久尊が脚色、「探偵事務所23 銭と女に弱い男」の柳瀬観が監督したアクションもの。撮影は「機動捜査班 静かなる暴力」の中尾利太郎。

1963年製作/97分/日本
配給:日活
劇場公開日:1963年9月11日

ストーリー

ある警察署に、悪と名のつくものなら、何でも手を出すという手に負えない五人の刑事がいた。そのやくざぶりを認められた五人は署長から、何事か耳うちされ、やがてどこへともなく姿を消した。--ここはY新興都市、活気みなぎる街の裏々には、ありとあらゆる悪の花が咲く。旦那、シャネル、パラポラ、六段、忍術と奇妙な名で呼び合う五人の男たち、例の厄介ものの刑事たちだ。彼らはポケットに一枚の写真をしのばせていた。この街の悪徳ボスは大熊という残忍な男。この大熊にも弱味があった。四年前、新聞記者と称する男が、大熊の女を利用して、彼の悪事を調べあげ一冊のノートを作ったのだ。この記者こそ、旦那たちが捜している写真の主飯塚刑事なのだ。彼は警視庁特捜班刑事としてこの市に潜入したのだ。しかし飯塚の正体を見やぶった大熊は、美子を利用して射殺した。そのうえ、部下の小野沢、村越の裏切り行為を知った大熊は、二人を殺そうと決心した。五人のサムライ刑事たちの目的は飯塚刑事殺害の犯人をあげる事と悪徳ボスの悪事の証拠を手にすることだった。美子が事件の証人である事を知った旦那は、彼女の口からやっとのことで証言を得た。二、三日してこわれかかったビルの壁から、飯塚の血みどろの腕が現われた。飯塚刑事はビルの壁に塗り込められていたのだ。大熊逮捕のチャンスは訪れた。大熊が誕生パーテーを開いたのだ、当日仮装して乗り込んだ五人、悪業のかぎりをつくすボスどもを相手にウィスキー攻めにして、グロッキーになったところを救急車に乗せ、一挙に留置所に運び入れた。帰ってきたサムライ刑事達を警視総監賞が待っていた。

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