俺はトップ屋だ 第二の顔

劇場公開日:

解説

「俺はトップ屋だ 顔のない美女」につづく俺はトップ屋だシリーズの一編で、「太平洋のかつぎ屋」の星川清司の脚本を、「俺はトップ屋だ 顔のない美女」の井田探が監督した。撮影も「俺はトップ屋だ 顔のない美女」の藤岡粂信。

1961年製作/52分/日本
配給:日活
劇場公開日:1961年2月22日

ストーリー

ロカビリーの人気歌手紫茉沙彦が自動車事故で死んだ。トップ屋黒川は事務員で紫ファンのマリにくどかれて腰を上げ、紫が直前まで飲んでいたクラブ・メッサーに行った。紫は酔うと絶対に運転しないという。クラブでは紫のライバル松宮方也がいた。支配人の美恵子の妨害で取材は失敗。奥の席に事業家西島が、アフリカの石油業者ナバロを接待していた。そこで黒川は旧友で芸能社員の辺見にあった。帰りぎわに、紫の女で踊り子の奈々を外国人の酔っぱらいから救ってやった。翌日、黒川は昨夜の外国人から東京港に呼び出された。外国人は美恵子の指図でスリ取った彼の身分証明を返した。遠くに駐車している高級車に美恵子が、もう一つに西島の競争相手、須永の姿がみえた。西島が箱根山中で毒殺された。シャツにうすく口紅のあとを残して。西島の死で石油の利権は須永に渡った。松宮が謎の自殺をし、美恵子が射殺された。奈々が危い。彼女を訪ねた黒川は奈々の口紅を盗んできた。西島は奈々の口紅で殺されたのだ。黒幕は須永だ。須永の別荘では須永と辺見が対決していた。辺見は委託殺人業の社長だった。そこへ奈々が拳銃を待って現われた。間一髪、黒川と警官隊がふみこんだ。断崖に逃げた辺見の一弾で奈々が倒れた。と、同時に辺見は石塊とともに谷底へ落ちていった。

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