セックス・ハンター 濡れた標的

劇場公開日:

解説

ベトナム戦争の暗い影が立ちこめる頽廃の基地の街を舞台に、米兵に凌辱され自殺した妹の仇を討つべく、夜の街をさまよう男を描く。脚本は「八月はエロスの匂い」の大和屋竺、監督は「関東幹部会」の沢田幸弘、撮影は「団地妻 女ざかり」の畠中照夫がそれぞれ担当。

1972年製作/69分/日本
配給:日活
劇場公開日:1972年11月29日

ストーリー

ある基地の街。バー“ダミイ”に勤める夏子と悦子の二人が三人の米兵に襲われた。裸にされ、輪姦されたのである。気絶した悦子が眼を覚した時、鳥居には夏子の首吊り死体があった。夏子の兄・春彦がこの事件を知ったのは、夏子のことで起こした傷害事件で服役中の時だった。妹だけが全てであった混血の春彦は、夏子の顔が思い浮かぶたびに復讐の念に燃えるのだった。やがて釈放された春彦は警察を訪れ妹の事件を調べた。しかし安保条約に基づく刑事関係特別法案により、遺留品も証人の供述書も全てMPが持ち去ってしまい、日本の警察では無力であることを知らされた。やむなく春彦は夏子の勤めていた“ダミイ”にバーテンとして入り込んだ。そして、悦子の行方を捜し出した。しかし悦子は、事件の調査の時に、何者かに脳に注射を射たれ、白痴同然となっていた。そんな時春彦は夏子の男であった滝と知り合った。滝は事件の目撃者でもあった。滝は春彦が犯人を殺すだけの勇気があるかを問いただすと、頭にきた春彦は滝に殴りかかった。やがて滝は春彦に、犯人の三人の米兵の名前を教えた。春彦の復讐が始った。一人目はマイケル・アンダソン。春彦はマイケルのオンリー、タマヨの家を襲うが、マイケルの姿は無く、あるのは彼の遺影と祭壇だけだった。ベトナムで戦死したのである。怒り狂った春彦はタマヨを強姦し、祭壇をブチ壊すのだった。二人目トーマス・ウイットモアもやはりベトナムで戦死。そして三人目のコーネル・リティもベトナムで下半身を切断され病院に横たわっていた、春彦が手を下すまでもなく復讐は終っていたのである。数日後、いつものように客の前でライブショウをする春彦と悦子。しかし今日に限って悦子は春彦を拒んだ。客の米人が悦子にウィスキーをかけた時、過去の強姦されたときの断片が甦ったのである。なおも悦子を責める客たち、その情景を見た春彦に夏子の姿が浮かぶと同時に春彦の拳銃は火を吹いていた。撃ち返す用心棒たち。その時、麻薬横領で私刑されていた滝が、春彦に加勢した。凄まじい銃撃戦……。やがて、春彦、滝、そして幾人かの死人の中で悦子が一人忙然と立ちすくんでいた。

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