アジア懺悔行
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解説

一九七三年の春、たくさんの観光客で混雑する羽田空港の国際線搭乗口から、二七人の若い宗教家たちが東南アジアに向けて出立した。新宗運(新日本宗教団体連合会)に加盟する教団の有志たちである彼らは、以前から、日本人の東南アジア原地民戦争犠牲者に対する姿勢に大きな疑問を抱いていた。そして、ちょうどそのとき、三カ月余の東南アジアの旅から帰国したルポ・ライター、竹中労との出会いが、彼らのそのような疑問を宗教的な行動へと向わせる役割りを果し「東南アジア青年平和使節団」が組織された。彼らは、東南アジアの各地で多くの出会いを経験していった。タイでは、泰緬鉄道の原地民犠牲者のために碑を立て、懺悔(さんげ)の祈りをした。市内の収容病院を訪れたとき、元日本兵であろう、記憶を失った一人の老人と巡りあった。タイの若い画家との話し合いでは、風と水のリズムの中での革命が語られた。それから、シンガポール、マレーシア、香港と巡礼の旅はそれぞれの国の美しい自然の風景や街並み、そして、人々に出会いながら続く。東マレーシアの小邑で、ジャングルの中に埋もれていた、からゆきさんたちの墓を見つけ、雑草を刈り、花束を捧げた。そしてフィリピンでは、キリスト教の教会で原地民のミサの列に加わった後、リンガエン湾の砂浜で全員が沈む夕日に向って、真紅のバラを放りながら、いつまでも合掌を続けた。(16ミリ)

ストーリー

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。...

スタッフ

監督
製作
竹中労
撮影
井出情児
録音
宮城賢秀
ダビング
櫂の会
タイトル
竹中英太郎

キャスト

作品データ

製作年 1976年
製作国 日本
配給 その他
上映時間 70分

提供:株式会社キネマ旬報社

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