怪傑デアブロ
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解説

ポール・H・ブッシュが製作したメキシコ映画で、ビセンテ・オローナが原作、フェルナンド・デ・フェンテスが脚色・監督したもの。主なる出演者はラモン・ペレダ、ルピタ・ガラルド、ヴィセンテ・オローナ、ファン・ホセ・マルティネス・カサード、フリアン・ソレール等である。キャメラはホゼ・ロドリゲス及びロベルト・ロドリゲスの担任。

ストーリー

アメリカ大陸発見直後、未だスペイン王朝治下に在った時、ルナの伯爵に恨みを懐く神出鬼没の怪人クルツ・ディアブロは貧しきに味方し、驕慢に対峠し、鬼神の如く崇められていた。ルナ伯爵は娘マルセラを政略上父子の如く年齢の違うフロリダ侯爵の許に縁づける事にした。マルセラは乳母マルタの息子カルロス大尉と恋仲だったが、無理に修道院から王廷へ迎えられた。その途上シイエラ山中でチャチョを頭目とする山賊に襲われ、マルセラは山塞に連れ込まれたが怪人ディアブロに救われた。しかし結婚披露の当夜マルセラの美しさに、心索かれたチャチョは再び部下を率いて襲い、マルセラを連れ去った。乳母マルタは息子カルロスの悲恋を見かねルナ伯爵の過去の秘密を種にフロリダ候との結婚を割こうとして反って監禁された。怪人ディアブロは王廷の地下に潜む怪しき男ノストロムスと計り、マルタの口より一切の秘密を聞き出した。現在のルナ伯爵はドン・ディエゴと称していた頃ルナ伯爵を宮廷より追い、その妻を死に陥した男である。しかもマルセラは真のルナ伯爵の娘でこれを政略上実子の如く育てていたのである。ルナ伯爵追放の味方をしたのはフロリダ侯爵とロカフェルテ警備隊長であることを知ったディアブロは三人に挑戦状を送って一人づつ刺し殺し復讐を遂げた。一方山塞にて仮死を粧うマルセラに近ずくチャチョを見たカルロスは理由も聞かず挑戦し彼を傷つけた。そしてディアブロの導きでマルセラを救けて落延びたが、ディアブロは二人あった。一人は真のルナ伯爵、今一人は山賊の首魁チャチョだった。そしてチャチョはルナ伯爵の御曹子でマルセラの兄だった。今は復讐の望みを遂げた老伯爵は「チャチョこそ今からルナの伯爵だ」と言明して瞑目した。...

作品データ

原題 Cruz Diable
製作年 1934年
製作国 メキシコ

提供:株式会社キネマ旬報社

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