人生の行路(1920)

解説

旅する若者が息子と間違えられてある一家と共に暮らし、その姪に恋をするが、やがて再び旅に出る姿を描いた無声映画。監督はノーマン・マクドナルド。

1920年製作/イギリス
原題:The Great Gay Road

ストーリー

人生は明るく楽しいしかし、いとはかない行路である。カイトはこの人生を自然を友として放浪する快男子であった。彼はふとした出来事からクリスピンという大家に数年前家を出てしまったその家の息子と誤信されて、例の呑気な性質から平気で住み込んでいた。その家の主人の姪ナンシーに熱烈な情愛を捧げた彼は彼女に他に恋人のあるを知って、流石に煩悶の日を送り遂に家を出てしまった。再び彼がこの家へ帰って間もなく彼がこの家の真の息子でない事が明らかになり、彼は再び野天の放浪児となった。ナンシーに対する恋も美しく捨てた。彼は自然と人生とに対してあくまで暖かい気持ちを失わない男であった。彼の前に無限の道があった。

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