オルフェ(1950)
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オルフェ(1950)

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解説

ギリシャ神話のオルフォイス伝説から「恐るべき親達」のジャン・コクトーがシナリオを創造(コクトーには戯曲『オルフェ』もある)、自ら監督に当った一九五〇年度ヴェニス映画祭監督賞受賞作品。撮影は「密告(1943)」のニコラ・エイエ、音楽は「恐るべき親達」のジョルジュ・オーリックで装置はジャン・ドーボンヌ。最初装置を担当する予定で物故したクリスチアン・ベラアルに作品はデディケイトされている。主演は「恐るべき親達」のジャン・マレー「パルムの僧院」のマリア・カザレス「悪魔が夜来る」のマリー・デア「バラ色の人生」のフランソワ・ペリエ。以下、エドゥアール・デルミ、ロジェ・ブラン、アンリ・クレミエ、ジュリエット・グレコらが助演する。

ストーリー

詩人オルフェ(J・マレエ)は、「詩人カフェ」に集る文学青年達の賞賛の的であった。或日このカフェに王女と呼ばれる女性(M・カザレス)が来、同行者の詩人セジェストがオートバイにはねられて死んだので、オルフェに手伝わせて彼女は自分のロオルス・ロイスに死体をのせた。車が着いた建物で、王女はセジェストを生返らせて鏡の中に消えた。オルフェは鏡にぶつかって気を失い、目が覚めると建物はなくなっていた。車の運転手ウルトビイズ(F・ペリエ)をゆり起してオルフェは妻のユウリディス(M・デア)の待つ我家へ帰ったが、彼の心は王女に飛んで、車のラジオから聞える暗号に耳を傾けるのに必死だった。王女は夜毎オルフェの夢枕に現れたが、彼はそれに気付かなかった。ユウリディスは夫の心が自分から離れたと悲観していたが、或日オートバイにはねられて死んだ。ウルトビイズからこれを聞いたオルフェは、手袋のおかげで鏡を通り抜け、死の国へ出かけた。そこでは裁判が開かれ、オルフェは二度と妻を見てはならぬという条件で、ユウリディスを連れ帰ることを許された。しかし彼女は再び夫の愛を取戻せぬことを知るとわざとオルフェを自分の方に向かせて、自ら姿を消した。その時詩人達がおしよせ、友人セジェストを奪ったと非難してオルフェを殺した。王女は死の国の入口でオルフェを待っていたが、ついに自分の恋は生ある人に返すべきことを悟ってオルフェをユウリディスの許に送り返すことにした。...

作品データ

原題 Orphee
製作年 1950年
製作国 フランス
配給 新外映=東宝

提供:株式会社キネマ旬報社

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