大混戦

劇場公開日:

解説

リシャール・バルデュッチの原作をジャン・ジローとジャック・ヴィルフリが脚色し、ジャン・ジローが監督したコメディ。撮影はマルク・フォサール、音楽はレイモン・ルフェーブルが担当した。出演は「大迫跡」のルイ・ド・フュネス、ジュヌヴィエーヴ・グラほか。イーストマンカラー、ディアリスコープ。

1965年製作/フランス
原題:Le Gendarme De Saint-Tropez
配給:東和
劇場公開日:1967年1月14日

ストーリー

ここはアルプスのふもとにある平和な山村である。だが村人たちには頭痛のタネが一つあった。それはリュドビク・クルショ(L・D・フュネス)という巡査である。彼は職務に忠実で、やたらと法律をふりまわして実に厳しいのだ。その彼が一階級昇進してサントロペ警察の主任に栄転することになり、村人はホッと胸をなでおろした。リュドビクの娘ニコル(G・グラ)は田舎暮しにうんざりしていた矢先、青春謳歌のチャンス到来とばかり張り切った。しかし、彼の栄転を喜ばないのは彼の赴任先のサントロペの連中であった。リュドビクは着任早早、港に下りてから署につくまでに、二十幾つかの違反を摘発したのである。町の人々も驚いたが、それ以上に署の連中が慌てた。予算も人手もひどく足りないのだ。そしてあれこれリュドビク懐柔策をほどこすのだった。ところがある日パンプロンヌの海岸でヌーディストの一群が警官を侮辱したとの報が入るや、リュトビクは部下を召集、奇想天外な戦法でヌーディストたちをけちらしてしまった。一方ニコルはいっぱしの“サントロペ族”となり、ボーイフレンドたちとまさに青春を満喫していた。彼女は父親が警官だと仲間に言えず、金持のお嬢さんになりすまして、父親リュドビク氏を騒動にまき込むのだった。ある時、美術館からレンブラントの名画が盗まれた。リュドビクはニコルの仲間の応援を得て、見事犯人一味を逮捕した。人々の感嘆のどよめきの中で彼は、仕事第一、忠勤第一と決意するのだった。この殊勝な決意は、まだまだ周囲に大恐慌をひきおこすだろう。

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