獅子王の逆襲

劇場公開日:

解説

ジュゼッペ・マンジョーネ、アレッサンドロ・コンティネンツァの脚本を「ローマの女戦士」のカルロ・L・ブラガリアが監督した大スペクタクル・アクションもの。撮影はティノ・サントーニ、音楽はリズ・オルトラーニが担当した。出演はエド・フューリー、モイラ・オルフェイ、アルベルト・ルーポ、新星マリー・マーロンほか。製作はジュゼッペ・ファチガチ。

1963年製作/イタリア
原題:Ursus Nella Valle Dei Leoni
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1966年12月10日

ストーリー

南イタリアのある都市国家はアーヤク(A・ルーポ)のひきいる蕃族の侵入にあったが、名君アヌリウス王の王子アーサス(E・フュリー)は生きのびて、山奥深くライオンの棲息する谷間でたくましく成長した。ある日奴隷商人がこの谷間を通りかかった時、アーサスは女奴隷の中で一番美しい娘アーニャ(M・マーロン)を連れ去った。商人は金のかわりにと、アーサスの持っていた王位継承のしるしである純金のメダルを持ち帰った。圧制をほしいままにしているアーヤクは、王子アーサスの生存を知って身の危険を感じ、ディアル(M・オルフェ)という女奴隷から王妃の座を条件に、彼の居場所を聞き出した。谷ではアーサスはアーニャと平和に暮していたが、狩猟で留守にした時、アーヤクの送った兵士によってアーニャを奪われ、ライオンの群れをも毒殺されてしまった。アーサスは後を追ったが、彼らの奸知にあってつかまってしまった。宮殿に引き立てられたアーサスは勝ち誇ったアーヤクの口から、自分が正統の王子であることを知らされた。アーサスを助けたのはディアルだった。王妃の座を約束したアーヤクの裏切りにあって、彼に復讐しようとしたのである。単身城を抜け出したアーサスは山中の洞穴に叛徒たちを集め、王位奪還を誓った。しかしアーニャをうまく囮に使ったアーヤクの先制攻撃を受け、大部分が捕えられてしまった。アーサスは生き残った唯一のライオン、シンバの助けで洞穴を脱出した。そしてアーニャを救うべく宮殿に侵入し勝利をおさめた。

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