ジーグフリード

劇場公開日:

解説

ゲルマン伝説を映画化した、ジャコモ・ジェンテイローモ監督の史劇。脚本はアントニオ・フェリーニョ、ジョルジョ・コンスタンティーニ、ジャコモ・ジェンティローモの共同。撮影はカルロ・ネヴィオーロ。出演するのはセバスチャン・フィッシャー、イラリア・オッキーニなど。イーストマンカラー・スーパーシネスコープ。

1960年製作/フランス・イタリア合作
原題:Sigfrido
配給:大映
劇場公開日:1962年2月10日

ストーリー

シリンデは、臨終のみぎりわが子ジーグフリード(セバスチャン・フィッシャー)をミーナに託し、亡夫の剣の一部を彼に手渡した。月日が経ち、ジーグフリードは逞しく成長した。父の剣の断片を溶かして自らの剣を作り、若者はそれを誇りにしていた。ミーメはニューベルンゲンの宝を奪おうと野心を抱き、彼を宝の番をしている竜と闘わせた。竜を斃したジーグフリードは血潮の中でゆあみした。彼の背中に一枚の菩提樹の葉が舞い落ちた。竜の血は彼の肉体を不死身にすると同時に、限りない悲運を彼にもたらしたのである。ジーグフリードは、彼を裏切ったミーメとアルベルコをなじった。アルベルコは、その宝を持ってブルグント王グンテルの許に行き、王の妹クリミルデの心を捉えろといった。宮殿で、ジーグフリードはクリミルデとの結婚を望むアージェンと騎馬の試合をして、これを敗った。ジーグフリードとクリミルデの間に愛が芽生えたが、王はアルベリコにそそのかされたアージェンの言を容れ、王が熱愛し、打ち負かすことのできないイズランダの女王ブルニルデに対する攻撃を助けるという条件で、二人の結婚を約束した。ジーグフリードはクリミルデのため王の条件をのみ、イズランダに向かった。かくてグンテル王は、ブルニルデを負かすことができた。敗れたブルニルデ女王は自分とグンテル王、そしてクルミルデとジーグフリードの結婚式が行われるボルムスに連れて行かれた。しかし、ひそかにジーグフリードを愛するブルニルデは、グンテルに身を委ねることを喜ばなかった。しかし、ふとしたことから嫉妬にかられたブルニルデはグンテル王に対してジーグフリードの死を求めた。菩提樹の葉が落ちた所がジーグフリードの唯一の弱点だと知ったアージェンは王をそそのかし、サクソニア軍と見せかけの戦争を開いた。講和になって騎士たちは狩猟に出かけ、ジーグフリードが泉で水をのんでいる時、背後からアージェンに背中の急所を射られて死んだ。そのアージェンも、ニーベルンゲンの洞窟で山くずれに押しつぶされた。

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