特攻決戦隊

劇場公開日:

解説

アラブ連合の捕虜収容所で悲惨な毎日を送るイスラエル兵救出に挺身する、イスラエル特攻決戦隊の活躍を描く戦争アクション。製作・監督はイスラエルのメナヘム・ゴーラン、脚本はゴラムとヨゼフ・グロスの共同。撮影はヤコブ・カラック、音楽はドブ・セルツァー、編集はクロオフェ・コンベルシが各々担当。出演は「気まぐれバス」のリック・ジェイソン、ピーター・ブラウン、イスラエルの舞台出のエホラム・ガオン、同じくヨゼフ・シロアなど。

1971年製作/イスラエル
原題:Eagles Attack at Dawn
配給:フォックス
劇場公開日:1971年10月1日

ストーリー

四八年、イスラエル共和国誕生以来、この国とアラブ連合との紛争は絶えない。イスラエルとの国境近く、アラブ側のアル・ムジール捕虜収容所があった。ここの所長ハイカル少佐(J・シロア)は奸智にたけた冷酷な男である。この収容所は、かねてから、捕虜を虐待するという噂があり、国連からの調査員が派遣されるほどであった。今、この収容所にはイーライ(Y・ガオン)を含む五人のイスラエル兵が収容されている。イーライたちは、ハイカル少佐に、さる所へ引きすえられ、イーライは射たれて重傷を負った。意識を回復したイーライは残った四人の戦友の救出を考えた。彼はかつての特別工作員ベノ(R・ジェインン)に相談をもちかけ、ベノは快く応援をかってでた。ベノは直ちにバレンチノ、アムラムをふくむ戦友たちを集め、作戦を練った。ある朝、アル・ムジールの捕虜収容所に、アメリカの国際ジャーナリスト・サービス社のアイビー・コアマン(P・ブラウン)という若い記者が来訪し、この悪名高き収容所をルポするために、アラブ連合国防長官の認可を受けたと言って、正規のパスポートなどを少佐に示した。一方、イーライは結集した同志に先立ち、単身アラブ地区に潜入し、収容所内のアラブ兵と内通し、収容所へ入る車が二度検問を受けることや、毎朝給水車が来ることなどを知った。ハイカル少佐は、アイビーを臭いとにらみ、国防省へ問い合せ、アイビーがイスラエル人であることを確め、また収容所近くにイーライが出没していることもキャッチした。少佐は、これらの動きを利用して、逆に一網打尽にしようと策をめぐらした。だがアイビーも自分の化けの皮が、はがれていることを知っていたのだ。アイビーはこれを利用して、ハイカル少佐に情報を流し心理の裏をかく作戦に出た。てっきり、給水軍のタンクに隠れて、潜入してくると判断したハイカル少佐の予断は見事に外れ、給水車が来るまでに、イスラエル特攻隊は全員、収容所内にあった。機先を制せられたハイカル少佐は、直ちに部下に、潜入部隊せん滅を命じた。激しい銃撃戦がくりひろげられた。イスラエル特攻隊のめざましい活躍は次第に功を奏し、遂に敵を制圧した。

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