リチャード獅子王

解説

ウォルター・スコット卿の小説「護符」“The Talismanに基づいた歴史劇で、「ロビン・フッド(1922)」の続編と見られるべきもの。アソシエーテッド・オーサース社の第1回作品である。監督は「嵐は去れし」等と同じくチェスター・ワージー

1923年製作/アメリカ
原題:Richard the Lion-Hearted

ストーリー

第3回目の十字軍遠征の際イギリス王リチャード獅子王は敵の伏兵に囲まれて危うかったとき、見知らぬ騎士ケネスに救われる。ケネスは実はスコットランド王の弟であったが、兄と争って国を去り、身分を包んで獅子王に従い王の姪エディス姫と恋に落ちる。王妃の悪戯のため悪人に乗せられてケネスは名誉を失い追放されたが、彼は奴隷に身を変えて再び王のもとに来り名誉回復の時期を待っていた。サラセンの王セラディンは王の臣コンラッドの内通を得て王に毒を飲ませ重病とし、自ら意思と偽って王の病気を治し有利な条件で講和を追ったがリチャードはこれを拒絶した。かくして両軍は戦場に相見えることとなったがサラディンは王の虚を衝いて陣営を襲い、王妃のみ危うきときケネスの奮闘と取って返した獅子王の勇猛とは遂にサラディンを征服し遂に獅子王は望み通りの条件で講和をすることが出来、ケネスも再び騎士にあげられエディス姫を妻とする。

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