夢みる少女

劇場公開日:

解説

オースティン・ストロングの戯曲からジョン・マクダーモットとジェームズ・オハンロン「サハラ戦車隊」が脚色、「特ダネ女史」のエドワード・バゼルが監督した1946年度ウィリアム・ライト「暴力行為」製作映画。撮影はハロルド・ロッソン、音楽はブロニスロー・ケイパー(ともに「帰郷(1948)」)が担当する。「若草の頃」のマーガレット・オブライエンを中心に、「海の男」のライオネル・バリモア、「初恋合戦」のルイス・ストーン、「群衆」のエドワード・アーノルド、「駅馬車(1939)」のトーマス・ミッチェル以下、レイ・コリンズ、ハリー・ダヴェンポオト、シド・チャリシーらが共演する。

1946年製作/アメリカ
原題:Three Wise Fools
配給:セントラル
劇場公開日:1951年6月19日

ストーリー

レナ・フェアチャイルド(シド・チャリシー)は3人の青年から愛されていたがある夜青年達の願いを退け、愛するオモナハンの馬に同乗して彼の国アイルランドへ旅立った。この時オモナハンから一生独身の呪いをかれられた3人の青年は、幾10年後、それぞれ医学博士ゴオント(ライオネル・バリモア)、判事トランブル(ルイス・ストーン)、大実業家フィンドリー(エドワード・アーノルド)に出世して、共同の老後生活を広大な邸宅に送っていた。ある日この邸に、レナの孫という少女シェーラ(マーガレット・オブライエン)が老僕オダヴァン(トマス・ミッチェル)に伴われてやって来た。3人はスゲなく追い帰したものの、彼女がレナの遺した土地の所有者だと知ると、早速家に引取った。3人は、その土地にギリシャ劇場を建てることを大学に約したが、シェーラはそこにそびえている大木に妖精が住んでいると信じて、土地の証書をにぎったまま明渡しを肯んじなかった。困った3人は小人劇団を雇って妖精の扮装をさせ、彼等が木から引っ越しをする芝居をシェーラに見せて彼女を納得させ、土地をとり上げたが、老僕のオダヴァンはカラクリをあばいてしまった。大人の世界の醜さを知ったシェーラは失望のあまり尼僧院へ入って一部始終を訴え、尼僧院長は自ら邸へ出かけて3老人を烈しく難詰した。シェーラがやって来て以来、その優しいまごころに人の心の美しさを感じかけていた老人達はやっと眼が覚めた。少女の夢をこわしてはならぬと、老人達は土地を少女に戻し、3人と彼女はともに仲良く暮らすことになった。

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