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解説

男から女へ性転換をして世間をアッといわせた男の変わったロマンス劇。製作は「ミス・ブロディの青春」のロバート・フライア、監督は「ジョアンナ」のマイケル・サーン、ゴア・ヴィダルの同名小説をサーンとデイヴィッド・ガイラーが脚色、撮影は「華麗なる週末」のリチャード・ムーア、音楽は「ドリトル先生不思議な旅」のライオネル・ニューマンが担当。出演は「デンジャー」のラクェル・ウェルチ、戦前の「あたしは別よ」等、27年ぶりのメイ・ウェスト、「クレムリンレター」に監督・出演のジョン・ヒューストン。その他、レックス・リード、「あの愛をふたたび」のファラ・フォーセット、ロジャー・C・カーメルなど。ビデオタイトル「マイラ むかし、マイラは男だった」。

ストーリー

ホモのマイロン・ブレッキンリッジ(レックス・リード)は映画スターにのぼせている映画青年で、これが性転換手術を受けて女となり、マイラ(ラクェル・ウェルチ)と名乗った。マイラの伯父バック(ジョン・ヒューストン)は元西部劇のスターで、今はハリウッドに住みあやしげな俳優学校を経営している。マイラは自分が相続する権利があると信じている遺産の譲渡を要求しにバックに会うが、彼は応じぬばかりか、弁護士を雇って、マイラが、死んだ彼の甥の遺産の正当な相続者でない事を証明しようとした。そこでマイラは、バックの有力なパトロンであるレティシア(メイ・ウェスト)の助力を得ようとした。レティシアは俳優学校を、彼女の男性飼育場に利用していた。マイラは彼女の斡旋により教師として俳優学校に入り、自分のものであると信じる財産管理を始めた。そこにはラスティ(ロジャー・C・カーメル)という逞しいハンサムがいて、マイラは、彼を堕落させてやりたい欲望にかられ、またまた、彼の恋人であるメリー・アン(ファラ・フォーセット)にも心がひかれる自分を発見し、前身のマイロンと現在のマイラが同時に存在する心のありさまにうろたえる。一方、老獪なバックは、マイラの財産相続権を無効にしようとあらゆる手を打った。これに対してマイラもレティシアの知恵を借りて、バックの鼻をあかそうと大反撃を試みるが、それを果たせぬうちに、交通事故にあい、負傷して病院にかつぎ込まれてしまった。そして気がつくと、マイラは、自分の前身のマイロンに戻っている事を発見して驚くのだが、やがてメリー・アンとの正常なロマンスが始まり、より完全な元のマイロンへと戻っていくのであった。...

作品データ

原題 Myra Breckinridge
製作年 1970年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス
上映時間 94分

提供:株式会社キネマ旬報社

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