焔の女性
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解説

「昨日への道」「東へ向く三つの顔」「心の歌」等出演のジェッタ・グーダル嬢の主演する映画で、ロジタ・フォーブス女史作の小説『もしも神々が笑ったならば』を村の医者」「オグレス」のビューラー・マリー・ディックス女史が脚色し、ニルス・オラフ・クリサンダー氏が監督したものである。グーダル嬢を助けて「情炎の美姫」「市俄古」のヴィクター・ヴァルコニ氏、「ウィリー・リバー」「突撃」のルイ・ナトオ氏、「言論の自由」「つばさ」のヘンリー・ピー・ウォルソール氏、ジョセフィン・クロウェル夫人、等が出演している。

ストーリー

イタリアローマの宮殿の1室で公爵の愛嬢、イタリア第1の美人として噂の高いヴィットリア姫は公爵夫人の命によりトリポリ地方の代理知事ダリオ・ニッコリンと結婚しなければならないことになった。ヴィットリアは救いを亡き父の朋友ナヴァロ大佐に求めた。そして彼と仮の結婚をしエッコリンとの結婚を避けた。が、その新婚の夜の来らぬに先立ち、意地の悪いニッコリンは恋のかなわぬ意趣返しに、アラビアの砂漠地帯トリポリの反乱鎮定の口実をもってナヴァロを戦地に送ってしまった。砂漠の陣営カレップに夫の跡を追ったヴィットリアが尋ねて行った時、陣営は凶暴なアラビヤ人の蹂躙に遭い、乱軍の中にナヴァロは戦死の噂を残して行方不明となってしまった。ヴィクトリアはこの戦で傷き倒れた幼馴染みのガブリエル・アマリ大尉と共にアラビヤ人の捕虜となり、数ケ月を敵陣中に送った。が、ナヴァロは死んだのではなかった。彼は死の重傷と、熱と渇とに堪えてカレップ快復の救援を求めてニッコリン知事の許へとたどり着いた。けれどもニッコリンは淫楽にのみ恥ってナヴァロの願いに更に耳をかさない。のみならず彼を面罵した。ここに於いてナヴァロ大佐は非常の手段に出なければ、イタリアとイタリア軍との名誉を保てないことを覚り、意を決してニッコリンを斃してしまった。一方カレップに捕虜となっていたヴィットリアとガブリエルとの2人は、ナヴァロの生存していることを聞き伝えて、カレップを脱走してナヴァロの許へ訪れて来た。が、その時は、己れの名誉と責任とのためにナヴァロ大佐が故国の光栄を祈りながら自刃した時であった。そして馳せつけた2人を顧みた大佐は、若い彼らのために幸福な生涯を望みながら息をひきとったのであった。...

作品データ

原題 Fighting Love
製作年 1927年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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