ブロードウェイ颪

解説

フレデリック及びファニー・ハットン夫妻の原作及び脚色を、「地の極まで」等と同じくエドモンド・モーティマーが監督し、「巌窟王(1922)」「地の極まで」等主演のジョン・ギルバートが主演した探偵劇で、「命を的に」「漂白の兄弟」等出演のマリアン・ニクソンが対手をする。

1924年製作／アメリカ
原題：Just Off Broadway

ストーリー

パリにおいて国際的紙幣密造団の首領スムース・モラーンは警官に追われて仲間のステフェン・ムーアと共にロンドンへ逃れた。スムースはロンドンで病に死ぬ時、ニューヨークに残した恋人ナンのことをステフェンに頼んだ。ステフェンはニューヨークへ帰ってきてナンを訪ねた。ナンの家にはナンが助けた巡業劇団の唄女ジーンと、ナンの仲間のコンフォートがいた。ナンは旧悪露見の結果拘引されていたのである。ステフェンは自分がスムースと誤られたのを利用して、その仲間に加わっていたが、実は彼は探偵であったので、団長を捕え密造団を一掃し、泥中の蓮ともいうべき可憐のジーンと結婚する。