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解説

ウォーナー・パクスターとマーナ・ローイが「その夜の真心」「宿命の窓」と同じく顔合わせして主演する映画で「小公子」「痴人の愛」のジョン・クロムウェルが監督にあたったものである。原作はリチャード・シャーマン作の大衆小説で作者自ら「何が彼をそうさせたか」のハワード・エリス・スミスト協力して脚色した。撮影は「鐘の音」「二国旗の下に」のシドニー・ワグナーの担当である。助演者は「白衣の天使」「街の花嫁」のアイアン・ハンター、「ダンテの地獄編」「野に咲く金色の花」のクレア・トレヴァー、「鉄人対巨人」のジーン・ディクソン、その他の面々である。

ストーリー

弁護士ビル・ハァラムは10年前幼友達のメリイが、親友ジョック・ワーレスと結婚する時、介添人となってやった。ピルはメリイを愛していたが、2人の幸福のため想いは自分だけに秘め独身で暮らした。2人の結婚は幸福に続いていたが、ジョックは仕事欲に燃えてメリイを構わない時があり、それが時たま口論の因となった。ある時メリイが旅行から帰ってみると、室に女友達キティーの化粧道具が落ちていたので争いとなったが、その危機も無事に切り抜けることができた。やがてメリイは妊娠しジョックは着々事業に成功した。しかしメリイの出産は難産で赤ん坊は死産であった。2人は失望しそれが2人の間を冷ややかなものにしてしまった。メリイは社交生活に溺れ、ジョックは事業一方で、ビルは彼らの間を気遣っていた。その時、財界を襲った不況からジョックは破産して無一文となり自棄酒をあおるようになった。しかしビルやメリイの忠告から立ち直りある百貨店に勤めたが、クリスマスの夜クビになる。失望の余り酒を飲んでいる時偶然彼はキティーと再会した。その夜帰りを待つメリイとビルのもとへは、負傷したジョックが入院したとの知らせがあった。キティーの姿を見た彼女は永久に夫から離れようかと思ったが、今どん底にある夫を再起せしめねばならぬと考えた。回復したジョックは再び事業界に奮起した。その日を待っていたメリイがはビルのもとを訪れて離婚の手続きを依頼した。ビルは2人を事務所に呼び静かに10年間の結婚生活を繰り返し語った。ジョックとメリイは過ぎ去った2人の生活を省み、お互いの深い愛情を感じ、さらに良い生活の建設を志さねばならぬと思うのだった。相抱いて去る夫婦の後ろ姿を見やって、ビルは今日の結婚記念日のため花束を取り寄せ、それに「愛するメリイへ、愛をこめて」と書き添えるのであった。...

作品データ

原題 To Marry-with Love
製作年 1936年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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