羊飼の娘

解説

1917年時代のラスキー社におけるファニー・ワード嬢主演映画であるから「お雪さん」「神の国へ」等の新しいパテー映画が紹介された後に見るのは、ワード嬢にとって気の毒である。監督は「海の狼(1920)」「エヴリー・ウーマン」等を最近作ったジョージ・メルフォード氏である。

1917年製作/アメリカ
原題:On the Level

ストーリー

山彦谷の羊飼の娘メーは悪人ピートに捕らえられて、国境の酒場の踊女とされてしまったが、当時モルヒネ中毒のため、身を持ちくずしてニューヨークからここへ流浪してきた青年ジョーがピート等のために殺人の罪を被せられたのを見て、ジョーと共に夜逃げをし、他の土地で農業を始め、ジョーが酒を飲みたがる時にはピストルを以てこれを諌めた。ジョーの心身が健全なものとなった頃、彼と許婚のエリアノは彼を取り戻しに来たが、ジョーはメーを振り棄てず、彼女をニューヨークへ連れ帰ったのである。

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