驀走三万マイル

解説

「空のギャング」のチャールズ・クィグリー、「懐かしのケンタッキイ(1935)」のドロシ、ウイルスン、「学生怪死事件」のエドワード・ヌージェントが共演する映画で、バート・グラネットとランバート・ヒルヤーが共作した台本により、ランバート・ヒルヤーが監督、ベンジャミン・クライトンが撮影した。

1937年製作/アメリカ
原題:Speed to Spare

ストーリー

自動車競争の世界選手権を得たトミイ・モートンは少年時代を送った孤児院を訪れ、子供の時に別れた弟ラリイが豆自動車の選手をしていることを聞き、彼の競争を見に行った。トミイは弟を一人前の選手に育てようと、兄であることを秘したまま彼を助手に雇った。二人は到る所で優勝して名は国中に聞えるようになった。ラリイはトミイと仲良しである女優アイリーンを恋するが、彼女はトミイと恋仲であったしラリイの粗暴な性質を嫌っていた。そんなことを知らぬ彼はトミイが邪魔をしているのだと思ってますます気持ちが荒くなって来る。とうとうある競争場で先頭を走っていた二人の車に故障が起こったとき、トミイは大選手の態度で危険を避けようとしたが、ラリイはいつもの粗暴性を発揮して無茶な速力を出しやっとトミイの操縦で衝突を避けることが出来た。これが因でラリイはトミイの許を飛出し次回の競争で彼に勝とうと待兼ねていた。アイリーンは二人の間に何か起こるのを心配し、競争の日にはラリイの友ブレークアウェイに二人を近づけないように頼む。しかし殺気立ったラリイは二人の間に車を入れていたブレークアウェイに衝突して彼を焼死させ、トミイは負傷した。翌日アイリーンからすべてを聞いたラリイは兄の病床で心から詫び、次の大会で兄の助けを得て見事な勝利を得た。

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