反目の血

解説

南北戦争以前に時代を取り、両家の確執を主題とする活劇で、相手は以前ユ社のスターであったエヴァ・ノヴァク、そのほか「母の愛」出演のクレア・マクドウェルや美しいジャン・カルホーンらも出演する。エドワード・ルサンの監督。チャールズ・ケニヨンの原作並びに脚色である。

1919年製作/アメリカ
原題:The Feud

ストーリー

リンチ家とサマース家とは代々確執のある家柄であった。ジァー・リンチはしかしベティー・サマースと愛し合って黒奴ナンシーの小屋を密会の場所としていた。ベティーの兄とジァーの父とが決闘した時、父の殺されたのを見てジァーはベティーの兄を殺したので西部へ逃れた。そしてジァーは姉メエリーに隔てられてベティーがほかの男と結婚したと信じ、西部で救ったレイという娘と結婚し一子ジョンを儲ける。一方ベティーはジァーが死んだと思ってカル・ブラウンと結婚する。ジァーと妻とはインド人に襲われて殺されてしまう。月日は流れてジョンは成人し、西部へ来たベティーの遺児と結婚したが、やがてお互いに素性を知って両家の間に流れる憎悪の炎が燃え立ったが、2人の仲に生まれた赤児の清い微笑に、永い間結んで解けなかった確執は遂に消え失る。

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