虹の男

解説

喜劇俳優として有名なエディ・ドウリング氏が主演する全発声映画で、氏自ら執筆した物語を「子の心親知らず」「絹の足」のフランセス・アグニュー女史が脚色し、「私のパパさん」「サッカー王」のフレッド・ニュウメイヤー氏が監督し「出征水兵」「アラビヤ三人盗賊」のジャック・マッケンジー氏が撮影したものである。助演者は「愛欲の絆」「紅い唇(1928)」のマリアン・ニクソン嬢、「サーカス・キッド」のフランキー・ダーロ君「狂言成り金」のサム・ハーディー氏、「キット・カーソン」「ジェス・ジェームス」の監督者ロイド・イングレアム氏等である。

1929年製作/アメリカ
原題:The Rainbow Man

ストーリー

歌と踊りとで町から町を渡り歩く旅芸人のレインボー・ライアンは友達の軽業師ビルが演技中墜落して重傷を負い死んでしまったのでビルの遺児ビリーを引き取って可愛がって育てた。ライアンはビリー少年とともにその後ドック・ハーディーの一座に加わって南部諸州を巡業して廻った。ライアンは座長の娘メリーを恋するようになった。メリーも彼を憎からず思ったが彼女は何故かビリー少年に心を惹かれ誕生日にはお菓子をこしらえてやった。そして3人えその菓子を囲んで誕生祝いをしている時座長ドック・ハーディーが入って来てメリーに対するライアンの気持ちを誤解してライアンを解雇してしまった。それからずっと仕事にあぶれたライアンはビリー少年を抱えてニューヨークで貧乏のどん底に落ちていた。そこへメリーが突然訪れてビイリーはめりーの子であることが解ったと告げた。ライアンは彼女に再び愛を誓い、メリーも彼と結婚を約したが、めりーを伴って来たハーディーはメリーを思い切ってくれと言った。ライアンは自分の不運続きと貧困を顧ればそうするより他はなかった。そしてメリーに本当は彼女を愛していないと偽って傷心を抱いて立ち去った。1年後ライアンは再びハーディーの一座に加わってメリーの住む町の近くで舞台に立った。彼が歌っている最中観客の中にメリーがいるのを発見したライアンは彼女を抱いて再び愛を誓った。観客はそれも芝居だと思って拍手したがライアンの真心を感じたメリーは舞台に上った。2人の抱擁裡に幕は下りた。ハーディーは舞台に立現れて今のは芝居でなく真実の恋であると観客に告げた。

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