虎の谷

劇場公開日:

解説

ジャラル・ディンとロイス・ロスの原作「野性の象」をギルバート・ライトが潤色、「荒野を歩け」のジョン・ファントが脚色、ヨーロッパで舞台、テレビなどに活躍中のジョン・ベリーが監督した少年の冒険ドラマ。撮影は「キャプテン・シンドバッド」のグンター・ゼンフトレーベン。音楽はリズ・オルトラーニが担当した。出演は「私刑街」のジェイ・ノース、インド俳優サジッド・カーン、「勇者のみ」のクリント・ウォーカーなど。製作はフランク・キングとモーリス・キング。

1966年製作/アメリカ
原題:Maya
配給:MGM
劇場公開日:1966年7月28日

ストーリー

13歳のアメリカ少年テリー(ジェイ・ノース)は、ワイオミングの祖父母のもとから、はるばるインドに、父親のヒュー(クリント・ウォーカー)をたずねてやって来た。だが、テリーがハンターである父親によせる信頼は見事に裏切られた。ヒューは、以前人喰い虎に襲われて以来、極端に野獣を恐れる臆病者になっていた。ある日テリーは、ジャングルの中で、自分と同じ年頃のインド少年ラジに会った。ラジは亡くなった父親の意志をついで本場のインドでも大変貴重な白色象プリモを、タリカールの寺院へ連れて行こうとしていた。父親に失望していたテリーは新しい冒険を求めて、このラジといっしょに、プリモと他に1匹の象を連れてタリカールに向けて出発した。だが、この旅行は予想以上に困難を極めた。というのは高価な白色象を狙って、密猟者たちが暗躍しはじめたからだ。特に片目の密猟者は、しつこく少年たちにつきまとった。そしてある日片目の密猟者は遂に白象プリモを盗みだして、近くの集落に逃げこんだ。怒ったのは、いっしょについてきたプリモの母親マヤで、勢いあまって、集落を踏みくだいてしまった。これを利用した片目の密猟者は、たくみに村人をそそのかし、テリー少年一行を、人喰い虎のたむろする虎の谷に追いこんでしまった。たちまち人喰い虎がテリーら一行を襲った。勇敢に虎に立ち向かった親象は殺され、テリーやラジは危機一髪、背後から響いた銃声に救われた。銃声の主は、テリーのことを心配して後を追ってきたテリーの父ヒューであった。ヒューは見事に虎を仕とめ、父親の協力で、ラジは無事白象プリモをタリカール寺院に送り届けることができた。勇気を回復した父親をみつめるテリーの瞳は明るく輝いていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る