罪は我に

解説

ブラッドリー・キングの原作および脚色を、ユ社、フォックス、パラマウント映画などで端役に甘んじていたジャック・ネルソンが一躍選ばれて監督した人情劇で、主役は「豹の女」「愛の一念」などパーカー・リード映画に主演した性格女優ルイズ・グローム。相手は「夢みし国」「孤児の生涯」など出演のマーロン・ハミルトン、そのほかクレア・デュブレイ、ルース・ストンハウス、ジョセフ・キルゴアーらである。

1921年製作/アメリカ
原題:I Am Guilty

ストーリー

「ミッドナイト・メイド」という料理店のコーラス・ガールなるコニー・デションは弁護士ロバート・マクネアーと恋におちて結婚し、早くも4年は経った。その間にロバートは物質上彼女に何の不足もさせなかったが、恋人としての愛を注ぐことを怠っていた。コニーの昔の友達モリーが彼女の生活に入って来た。夫の旅行に出た留守中、コニーは誘われるままにペギーと名乗って華かな夜会に出席したが、テディー・ガーリックという男に挑まれ肩に火傷を負った。彼女がカーテンに押しつけられた時、彼女の手には一挺の拳銃が渡された。それはその折り忍び込んだ盗賊ディロンである。ガーリックは射殺された。あたかも彼女が殺したかのように。ディロンは逃れんとするところを捕縛された。公判の日、コニーはディロンが犯人でなく、自分が有罪であると告白したが、弁護士なる夫ロバートが現れて、ガーリックの情婦トリクシーが真犯人なることを証明する。こうして夫妻の間の溝は取り除かれたのである。

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