魂は帰り行く
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解説

「良人の危険時代」「人妻の危険時代」ですっかり名を挙げたジョン・M・スタールの監督作品で、フランセス・ニモ・グリーンの小説をベス・メレディスが脚色したもの、主役は「国民の創生」「鬼を欺く男」等出演のヘンリー・B・ウォルソール、「アダムス・リブ」「最後の一瞬」等出演のミルトン・シルス、「唖も語る」「風雲のゼンダ城」等出演のクレア・ウィンザーの3人で、アイリーン・リッチも重要な役を演じる。例によってスタール一流の人情物である。

ストーリー

医師ハミルトンは、若い時から放蕩に身を持ち崩したヘンリー・ガーネットを、昔のとおり友達として付き合っていた。彼の病院へ素性を包んだ美しい婦人フェイスが患者としてきた時、ハミルトンは彼女の美しい姿と優しい心を愛したが、彼女は何か結婚を拒んだ。その後意外にも彼女はヘンリーの妻であることを告白した。ハミルトンはヘンリーが妻を探していることを考えて彼女をヘンリーのもとへ帰そうと思ったが、強い愛着のためにそれを断行することができなかった。友を裏切るか恋を捨てるかに悶えた。ちょうどこの折り彼の妹の子供が重傷を負って瀕死の状態に陥ったがハミルトンの手術を受けている時、半意識の中から叫んだ言葉を聞いて、彼は自分の醜き行を感じて慄然とした。彼はフェイスを死に臨んだヘンリーのもとへ連れて行ったが、彼は妻の将来の幸福を願い、毒を仰いで死んだ。フェイスがヘンリーの盲目の母を訪れた時、母は幼かった頃の我が子の面影を懐かしみ誇っているのであった。やがて死んだヘンリーの望みどおり、フェイスに幸福な日が来る事であろう。...

作品データ

原題 One Clear Call
製作年 1922年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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