女性を讃えよ

解説

トーマス・H・インス氏がアソシエイテッド・ファースト・ナショナル社との契約の下に製作したもので、「恋よりも強し」等の原作を書いたC・ガードナー・サリヴァン氏の原作脚色を、「偽りの唇」を監督したジョン・グリフィス・レイ氏がインス氏の指導の下に監督したものである。主役には「野の花庭の花」に主演したフローレンス・ヴィダー嬢、相手役には「故郷への道」「母の愛」等出演のロイド・ヒューズ氏、其他パラマンウト社の老練家セオドア・ロバーツ氏、タリー・マーシャル氏、及び「人生の闘争」「盲目の愛」等のマッジ・ベラミー嬢も出演している。

1921年製作/80分/アメリカ
原題:Hail the Woman

ストーリー

ニューイングランドの州の片田舎に「男子及び其の息子を第1に」という信条に固執している頑迷なオリヴァーという農夫があった。彼の息子デイヴィットは秘かにナンという娘と結婚をして子供まで挙げた。不幸なナンは家を追われニューヨークに出て来て貧困の為卑しい職業に身を落とした。オリヴァーの娘ジュディスもまたナンと同じ事情の下に家から追われた。彼女はニューヨークでナンに廻り会いナンの死んだ時ジュディスは彼女の子供を引取る事になった。数年の後彼女は故郷に帰って来た。将に使命を帯びて故国を去らんとしていたデイヴィットは目の前にわが子を突き付けられて始めて悔悟の情を起こしその子を我が子として引き取った。

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