ジャングルの決闘

劇場公開日:

解説

「銀の靴」のマーセル・ヘルマンとトニー・オーウェンが1953年にイギリスで製作した色彩ジャングル活劇。S・K・ケネディの原作からサミュエル・マークスとT・J・モリスンが共同脚色し、「魔術の恋」のジョージ・マーシャルが監督した。テクニカラー撮影監督は「銀の靴」のアーウィン・ヒリアー、音楽は「ノーマンのデパート騒動」のミッシャ・スポリアンスキーである。出演者は「人生模様」のジーン・クレイン、「巨象の道」のダナ・アンドリューズ、「フォルウォスの黒楯」デイヴィッド・ファーラー、パトリック・バー、ジョーン・クールーリス、「コンクリートの中の男」のチャールズ・ゴールドナー、ウィルフリッド・ハイド・ホワイトら。

1953年製作/102分/アメリカ
原題:Duel in the Jungle
配給:ワーナー・ブラザース映画会社
劇場公開日:1954年12月27日

ストーリー

ロンドンにいたアメリカの保険会社の調査員スコット・ウォルタース(ダナ・アンドリューズ)は、探検家ペリー・ヘンダースン(デイヴィッド・ファーラー)が事故で溺死したという報告をうけ、ニューヨークは帰るのを中止した。ヘンダースンはスコットの会社に巨額の保険をかけていて、事故死の場合は倍額を支払うことになる。スコットは調査のためアナンガ港へ向け乗船した。船中で、ロンドンの保険会社で会ったヘンダースンの女秘書マリアン・レイラー(ジーン・クレイン)と一緒になった。目的地に上陸したスコットはアリアンのあとを追ってジャヤングルの中に入り、数日を費した後ヘンダースンのキャムプに到着した。スコットが疑っていた通り、ヘンダースンは生きており、彼は、保険金搾取の計画はみごと成功したと嘘ぶいた。マリアンの願いで、ヘンダースンはスコットの生命の保証を約したが、実は詐欺の証拠を握ったスコットの命をひそかに狙っていた。そして不完全な銃を渡してライオン狩りに誘ったが、ライオンに襲われて危いところを、マリアンの奴隷が投げた槍のおかげで命拾いをした。企みを見破られたヘンダースンは、毒蛇を集めた穴の中へ奴隷を吊り上げて殺そうとした。が、スコットは奴隷を助け、マリアンと共に丸木船で河に逃れた。ヘンダースンも丸木船で追って来たが転覆し、溺死寸前をスコットに助けられた。当局からのヘンダースン逮捕隊も到着、事件は落着してスコットとマリアンは結ばれた。

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