神の賜わりし女

解説

ホール・クレイン氏の同名の小説から脚色した社会悲劇で、スコットランドとインドとを背景に使ってある。主役は「霹靂」「謎の男」等で手腕を示したキャサリン・マクドナルド嬢や、ユ社にいたジャック・ホルト氏、フリッツィー・ブルネット嬢等。監督は「山家の娘」と同じくヒュー・フォード氏である。

1919年製作/アメリカ
原題:Woman Thou Gavest Me

ストーリー

ダニエル・マックネイルはかつてラア卿の祖父に侮辱された事がある。その復讐に彼は娘メリーを強いてラア卿と結婚させた。メリーは幼友達のマーティン・コンラッドと恋仲ではあり、殊には放蕩甚しい夫を嫌って同棲を肯じない。ラアは情婦アルマ・ライアーと共に印度に去った。メリーは父に書を送って夫を棄てゝ身を隠す旨を告げ、フランスへ渡る。やがて彼女はマーティンとの仲に一子を挙げたが、これを知ったメリーの父ダニエルは怒って娘を勘当した。一方ラア卿はアルマが正妻でない事が判ってインドを追われ、あまつさへアルマには見棄てられる。窮境に陥ったメリーは赤坊に与えるべき食物を得る為に暗黒面へ歩み入らねばならなかったが、その時マーティンに廻り会いラア卿と離婚するを得て始めて輝く人生に向かう事が出来た。

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