彼女の値

解説

バーリスケール嬢出演劇としては珍らしい顔振れである。「医師と女」「幽愁」「愛の復活」等に出たアルバート・ロスコー氏、「囁きの合唱」のキャスリン・ウィリアムス嬢、その他ジョセフ・J・ダウリング氏、スタンホープ・ホイートクロフト氏、ヘンリー・コルカー氏等が出演している。監督は例の通りハワード・ヒックマン氏である。

1919年製作/アメリカ
原題:Her Purchase Price

ストーリー

美しい英人の娘シェカは幼い時アラビア人の為両親の許から奪われて今日迄育って来た。育ての親たる酋長は只管彼女に英国人たる事を知らしめない様に苦心し、彼女を競売に附して多額の金を得ようと目論だ。彼女を買ったは英国の貴族アンストルーザース卿であった。彼女を恋した卿は英国に帰ってから正式の結婚式を挙げた。然しエヂプトに育ったシェカには文明の生活は厭わしかった。夫が財政上の困難に陥った時シェカはエヂプトの風俗に従って我身を売り愛する夫の苦境を助けんとする。ライデン公爵は彼女の要求する値を払った。そこへ夫は馳付けて来る。高潮に達した劇の結末は…?

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