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解説

コロムビア専属の脚色者ドロシー・ハウエル女史のシナリオによったもので、「恋と山羊との話」「赤熱のスピード」と同じくジョセフ・ヘナベリー氏が監督した映画。主役を演ずるのは「感傷の秋」「世界の寵児」のベン・ライオン氏と「サブマリン」「タイグレス」のドロシー・レヴィア嬢とであるが、それを助けて「女の一生」「ショウ・ダウン」のフレッド・コーラー氏が重要な役を演ずるほか、ヘンリー・オットー氏、ジェーン・デリー嬢、等も出演している。キャメラは「サブマリン」「幻の街」と同じくジョセフ・ウォーカー氏。

ストーリー

名医の息子ニール・アボットは青年外科医として世に立つことになった。ある日、母親と共に自動車の運転中事故にあい母親は重傷を負った。恋人の家へ母を連れて来た時、ニールは大手術の必要を感じたがニールにはそれを決行するだけの勇気と落ち付きとが欠けていたのでいざ手術となると気が挫けて気絶してしまった。その間に母親の状態は危機を告げ遂に帰らぬ人となった。この結果、ニールは父親の怒りと恋人の結婚破棄とにあい自暴自棄となり家出して漸次淪落の淵へ沈んで行った。その内に彼はダフィー・タムプスンの持馬の病気を癒してやったことから彼の経営するカフェーに止ることとなった。ダフィーの情婦ノーマはニールに対し多大の興味を寄せた。ニールもそれを憎からず思っている内にお互の同情はやがて恋と変わって行った。ダフィーは二人の仲を感付き、嫉妬が嵩じ遂にはニールを殺す企みを抱くに至った。それを知ったノーマはニールを助けるため密かにダフィーを襲い重傷を負わせた。ノーマの友ショーティはこの罪を自分で引受けて捕えられて行った。が、ニールはダフィーが死んでいないことを発見し大手術を行うことを決意し、大努力の結果その手術に成功した。ニールとノーマとはかくして結ばれた。...

作品データ

原題 The Quitter
製作年 1929年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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