海賊船長

劇場公開日:

解説

「海賊ブラッドの逆襲」と同じく、製作はハリー・ジョー・ブラウン、原作はラファエル・サバティニの小説で、監督には新進のラリフ・マーフィが当ったテクニカラー海洋活劇1952年度作品。脚色は同じく「海賊ブラッドの逆襲」のロバート・リボット、フランク・バート、それにジョン・メレディス・ルーカスが協力している。撮影は「剣侠ロビン」のチャールズ・ロートン・ジュニア、作曲は「オクラホマ無宿」のジョージ・ダニングの担当。主演は「海賊ブラッドの逆襲」のルイス・ヘイワードと「ヴァレンチノ」のパトリシア・メディナで、ジョン・サットン(「戦乱の花嫁」)、チャールズ・アーウィン、ジョージ・ギヴォットらが助演。

1952年製作/アメリカ
原題:Captain Pirate
配給:コロムビア日本支社
劇場公開日:1952年11月25日

ストーリー

1690年、カリビア海に勇名を轟かせたブラッド船長(ルイス・ヘイワード)は、西印度諸島のジャマイカ島で医者を開業、1週間後には貴族の娘イサベラ(パトリシア・メディナ)と結婚することになっていたある日、、ブラッドの名をかたる海賊がカータヘナの港を襲って逃亡し、本物のブラッドは無実の罪を着せられて逮捕された。彼はエヴァンス(ジョン・サットン)という船長の証言で絞首刑を執行されるため、“コンゴ・クイーン”号で欧州へ送られることになった。出帆の夜、ブラッドの元の部下たちは大挙して船を襲い、エヴァンス一味と激闘の末“コンゴ・クイーン”号を奪い取った。ブラッドは自分の名をかたった海賊を求めて、海へ乗りだしていった。途中、昔仲間だった海賊トーマスに逢い、旧交を温めたが、彼の口から、マルティニクの町にいる海賊の頭目イースタリングが臭いことを聞き出し、その町に上陸した。だがイースタリングの妨害にあって目的を果たさず、再び海上に出て、サント・ドミンゴに向かった。その頃、イサベルはブラッドの許婚であるという理由で逮捕されていたがブラッドは知る由もなかった。サント・ドミンゴで海賊クールヴァンの船に忍び込んだブラッドは、犯人がクールヴァンとエヴァンスの2人であることを知り、この2人は今度プエトロ・ベロを攻撃することを盗み聞きした。ブラッドはプエトロ・ベロでクールヴァンの船を待ち受け、これを海の藻屑としたが、その時、エヴァンスが彼を襲ってきた。2人は死闘の後、遂にブラッドがエヴェンスを倒し、彼の無実の罪は晴れた。ブラッドはジャマイカ島に帰って、やっとイサベラと2人で幸福な生活を始めることができた。

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