永遠の調べ

劇場公開日:

解説

ハワード・エスタブルックとニコラス・ジョリーの創作脚本によるシューベルト伝記映画で、ウィリアム・スケリー製作になる1941年作品。「呪われた城」などに俳優として出ているラインホルト・シュンツェルが監督、ジョン・J・メスコールが撮影を、「熱砂の秘密」のミクロス・ローザが音楽を担当する。「幻の女」のアラン・カーティス、「赤い靴」のアルバート・バッサーマン、イローナ・マッセイを中心に、ビニー・バーンズ、ビリー・ギルバート、スターリング・ホロウェイらが共演。

1941年製作/アメリカ
原題:One Romantic Night
配給:映画配給社
劇場公開日:1951年6月8日

ストーリー

楽才の認められぬまま、フランツ・シューベルト(アラン・カーティス)は学校教師の生活を送っていたが、イタリーがオーストリー人を傭兵として戦争に狩立てるのをみて、ハンガリーに亡命した。牧場で羊飼いをするうち、彼は牧場主のアンナ(イローナ・マッセー)と恋に落ちた。一方彼は公爵夫人(ビニー・バーンズ)とも親しくなったが、これがもとで彼はオーストリーに送還されることになり、アンナが同行した。当時ウィーンはベートーベンの天下であった。アンナはシューベルトを彼に推薦しようと、「未完成交響楽」の譜面をもって訪れた。彼は大変感心し、完成してから再び持参するよう彼女に言った。彼女は誕生日の贈物にそれを完成してくれるようシューベルトに頼んだが、音楽をあきらめて再び教職に戻った彼はそれに手を加える気力とてなかった。突然ベートーベンの死が訪れ、シューベルトの窓の下を葬列が通りすぎた時、彼の横にアンナはいなかった。音楽に戻らぬ彼の許から、彼女は故国へ去って行ったのだった。置き手紙を読みながら、シューベルトの心には再び音楽への愛がよみがえってくるのであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る