アダムとエヴァ

解説

「武士道華やかなりし頃」に次いでマリオン・デイヴィスを主役として製作されたコスモポリタン映画で、監督は例によってロバート・G・ヴィニョーラ。相手役は「背中を掻いて頂戴」のT・ロイ・バーンズで、今度は軽い家庭劇である。

1923年製作/アメリカ
原題:Adam and Eva

ストーリー

エヴァ・キング(マリオン・デイヴィス)は大金持の一人娘で、わがままのし放題を尽くして贅沢な日を送っていたが、周囲には彼女と彼女の財産を狙う狼たちが群がっていた。エヴァの父は、南米帰りの敏腕家アダム・スミス(T・ロイ・バーンズ)に留守宅の管理を託して、旅行に出る。その留守中に、アダムは家が破産したと振れ回って狼連中を追っ払い、家中の人々に労働の尊さを味わせる。自分をちやほやしないアダムに、エヴアは却って恋してしまい、父親が帰宅後、彼を解雇しようとした時に父親の許しを得て、めでたくアダムと婚約を結ぶのだった。

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