愛の琴線

解説

ファーナム氏が西部劇を棄てて、純然たる性格俳優となっている。「夜の狼」「我れ若し王者なりせば」等と同じくJ・ゴードン・エドワーズ氏の監督で、対手はグレイディス・コバーン嬢とベティー・ミルバーン嬢とである。

1920年製作/アメリカ
原題:Heart Strings

ストーリー

カナダケベックに妹ガブリエーユとただ2人で住むピエール・フールネルはヴァイオリンの名手として、また作曲家として有名であった。彼の弾奏を聞いた富めるニューヨークの娘カスリーン・ノーイスは彼を恋した。彼女の許婚リュパート・ブレークはこれを嫉む。ピエールがニューヨークへ出る機会を得て、出発すべき前の晩に彼は妹ガブリエーユがルージェという放蕩者と恋仲となり、2人の仲には赤児まで生まれるということを知った。深く妹を愛するピエールはこれがために痛くも悶えた。が遂に暗雲晴れて太陽輝く時が来た。ルージェはガブリエーユと正式に結婚し、ピエールも新に見いだした人生の歓びに浸ることができた。

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