ザ・マスター

ALLTIME BEST

劇場公開日:

ザ・マスター

解説

ポール・トーマス・アンダーソンが「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2007)以来5年ぶりに手がけた監督作。第2次世界大戦直後のアメリカを舞台に、爆発的に信者を増やしていった新興宗教の教祖とその弟子となった男の関係を描き出す。第2次世界大戦が終結し、赴任先からアメリカへ戻ってきた帰還兵のフレディ・クエルは、戦地ではまったアルコール依存症から抜け出せず、社会生活に適応できずにいた。そんなある日、フレディは「ザ・コーズ」という宗教団体の指導者で、信者から「マスター」と呼ばれているランカスター・ドッドに出会う。ドッドは独自のメソッドで人々を悩みから解放し、フレディもドッドのカウンセリングで次第に心の平静を取り戻していく。ドッドは行き場のないフレディをかたわらに置き、2人の絆は深まっていくが……。主演はホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマン。2012年・第69回ベネチア国際映画祭で銀獅子(監督)賞、男優賞を受賞。

2012年製作/138分/R15+/アメリカ
原題:The Master
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2013年3月22日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第70回 ゴールデングローブ賞(2013年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ホアキン・フェニックス
最優秀助演男優賞 フィリップ・シーモア・ホフマン
最優秀助演女優賞 エイミー・アダムス
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映画レビュー

0.5面白くない、ワケわからない、やたら長い、三悪揃った快心作

2023年8月26日
PCから投稿

この人の映画、去年のピザ屋と同様に、これが面白いのが通、的な評論家やマニアが喧々諤々やって嬉しがるタイプの作品が多いですね。

一日の仕事が終わって、さあ映画でも観ようか、って時に選んだら100人中95人は更に疲れが増し、20人は翌日有給扱いです。

戦争帰りの変わり者が新興宗教の教祖に出会って色々ある、って話ですが、その「色ある」部分の一つ一つがまるで意味不明、繋がりも必然性も理解できません。
レビューにキネ旬的な、いかにも的な論評が散見されますが、はー?
なんでそんな風に感じられるの?個人の自由だけど。

終わったときにこれほど解放感を感じる映画もめずらしい。尤もピザ屋もそうだったけど。

それなりのまとまったストーリーで、最後にちゃんと収束する作品を好む普通の人は観ない方がいいです。

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越後屋

4.0出演者の演技対決

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

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こまめぞう

4.0救いの手とすがる手が

2023年4月6日
Androidアプリから投稿

時折交錯しながら、男と男の、一人の人間と人間の、友人どうしの、教祖と仕える者の、あまり見たことのない形の「永遠の愛」を見せられたのかもしれない。ホアキン・フェニックスの顔芸がここでも光ってた★

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レイは!?★

5.0タイトルなし

2022年8月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

 ドキュメントタッチのシリアスな映画かと思えば、二人の男の宗教と生き方を介した関係の物語だった。ホフマンは、別の映画(カポーティ)で破滅的なアルコール依存者を演じているし、二人のキャスティングは奇跡みたいなものだ。若い頃から依存症治療を受けて克服したホフマンはこの映画の打ち上げで再飲酒してしまったという話がある。依存症者の役で2つの重要な映画に出てどちらも賞を取っていること。
 コーズの技法は、下手をすれば主人公の精神を破壊する。でも、主人公は徹底したトラウマの人工的解離によって、何とかむしろ均衡を取り戻し、しかしそれ故、正気になって昔の彼女に会いに行って絶望の中に立たされる。
 マスターは、不安と怖れを孤独に持ち続ける。それを理解できるのも主人公しかいない。信じることができるけれど、決して教団には属さない、マスターにも支配されることのない主人公。ラストのセックスシーンは少し希望だけれど。
 想起が想像に変わったのも、マスターが彼と出会ったからだ。

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えみり
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