劇場公開日 2013年12月13日

  • 予告編を見る

「ぜんぜん万事快調じゃないけど悲観的絶望にも至らない」ゼロ・グラビティ 昭和ヒヨコッコ砲さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ぜんぜん万事快調じゃないけど悲観的絶望にも至らない

2022年12月19日
PCから投稿

広大にして深淵。
通信機器を失えばすぐさま孤独に支配される。
そんな宇宙空間に取り残された1人の宇宙飛行士が死を覚悟し、生を覚悟するお話。

最初のデブリによる災害で宇宙に投げ出され、どうなるんだろう?助かるのか?
という不安の高まりを感じつつも、すぐさま助けに現れるジョージ・クルーニーに安心。
目標を定め、行動、エラー、すぐさま次の目標を定め…
と実に頼りになる男。
そうやって何かしらのエラーやトラブルは続け様に起こるんだけど、1個起こっては解決。
1個起こっては解決。
と、確かに状況はちょっとずつ悪化しているんだけど何とかなり続けるのでイマイチ緊迫感と悲壮感が自分の中で盛り上がりきらない。

宇宙を描いたCGは美しく、果てしない雰囲気は伝わるけど、目まぐるしく回転する中でその詳細を観察できないので勿体ないと言うべきか、贅沢と言うべきかはよく分からない。
大きなスクリーンで観てこその迫力は確かにあるのかも。

コメントする
昭和ヒヨコッコ砲