臨場 劇場版

劇場公開日:2012年6月30日

解説・あらすじ

横山秀夫による同名警察小説が原作で、検視官・倉石義男の活躍を描いた内野聖陽主演のTVドラマ「臨場」(2009)、「臨場 続章」(10)に続く劇場版。都内で無差別通り魔事件が起こり、遺族の訴えに反して、犯人は心神喪失を認められ無罪になる。2年後、犯人を担当した弁護士と精神鑑定を行った医師が相次いで殺害され、捜査本部は通り魔事件の遺族による犯行とにらむ。しかし、検視官・倉石は被害者の死亡推定時刻に疑問を抱き、犯人は別にいると推測するが……。主演の内野をはじめ、松下由樹、渡辺大、平山浩行、高嶋政伸らドラマ版のレギュラー陣も続投。監督は「探偵はBARにいる」の橋本一。

2012年製作/129分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2012年6月30日

スタッフ・キャスト

監督
橋本一
プロデューサー
佐藤凉一
目黒正之
横塚孝弘
八木征志
越智貞夫
原作
横山秀夫
脚本
尾西兼一
撮影
栢野直樹
照明
大久保武志
美術
横山豊
録音
田村智昭
編集
北澤良雄
装飾
山本信毅
音楽
吉川清之
音響効果
橋本正明
刑事警察監修
飯田裕久
倉科孝靖
法医学監修
佐藤喜宣
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(C)2012「臨場」劇場版 製作委員会

映画レビュー

3.0 いわゆる「刑事もの」だが、独特の世界観

2025年9月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

2012年公開、配給・東映。

【監督】:橋本一
【脚本】:尾西兼一
【原作】:横山秀夫〜『臨場』

主な配役
【倉石義男(検視官)】:内野聖陽
【小坂留美(検視官心得)】:松下由樹
【立原真澄(警視庁捜査一課)】:高嶋政伸
【仲根達郎(神奈川県警捜査一課)】:段田安則
【浦部謙作(神奈川県警)】:平田満
ほかに、
若村麻由美、柄本佑、デビット伊東、市毛良枝、長塚京三

1.2009年、テレビドラマとしてスタート

原作の倉石と、内野聖陽演ずる倉石は、いくつか、
設定(性格や妻のこと等)が異なる。

かなりの高視聴率を獲得したとのこと。
残念ながら、リアタイではなく、たまの再放送で観た程度。
だが、他の刑事ものとは一線を画した空気感が好きだ。

監督の橋本一は、『新・科捜研の女』、『相棒』、『御宿かわせみ』にかかわっている。

中でも、NHKでいまも繰り返し再放送されている、真野響子版の『御宿かわせみ』は大好きだ。

2.内野聖陽版の倉石

最初、テレビドラマの『臨場』を観たとき、
内野聖陽らしくない印象で驚いた。

いや、正確には、笑えた。

だが、観ているうちにシックリくるのだから、
人間の第一印象なんていい加減なものだ(笑)。

彼の話し方、人との接し方、着用している服も含め、
警察関係者というより、「殺し屋」だ。

でありながら、各回とも、
最後は、「人」にスポットをあてたヒューマンドラマに仕上げており、独特の世界観を与えている。

3.本題の映画版について

普段(テレビドラマ)は、45分で完結させる話を、
129分引っ張らなくてはならないから、
たくさんの伏線を張り、話を寄り道させたりする必要もあった。

従って、登場人物も多く、
真犯人?に辿り着くまでの道のりも長い。

エンドロールの後半に挿入されたシーンも、なかなか思わせぶりだ。

などを考え合わせて、
「テレビドラマシリーズのほうが冗長さがなくて良いな」となってしまう。
☆3.0

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Haihai

3.0 ドラマみたい

2025年8月19日
Androidアプリから投稿

かっこいいんだけど、シナリオとかありきたりで想像通りだしこれを映画でやる意味あるの?って思いました。
内野さんのファンにはたまらないかもです
若村麻由美さんの演技が凄かったです。

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共感した! 1件)
凸子

3.0 残酷な描写があるので、子供の視聴注意。

2024年3月28日
PCから投稿

これは、冒頭に無差別殺人の残忍なシーンがあり、かなり衝撃的です。
2013年6月に地上波で放送予定となっていますので、子供には見せない方が無難です。

通り魔犯は、赤ちゃんをかばう母親を殺害し、それを見て足がすくんで動けない少女も、執拗に何度も何もナイフで刺して 殺害します。
印象的に描写しているので 効果は抜群。犯行を憎む演出としては成功しています。

[だがその分、子供にはトラウマになりかねない描写だと思います。TV視聴を予定している方、ご注意ください。]

☆これよりは、本編の内容へのコメント

謎解きとしてのエンターテイメント性、テーマと主題は、テレビドラマのスペシャル級。重厚な映画という印象ではありませんでした。
とは言え、テレビ放映でなく劇場公開だったのは、殺人シーンの描写からの配慮かナ? と、その点は評価します。
謎解きは伏線が充分でなく、重要な事が後付けされます。しかも感の良い人なら犯人が誰か、察しがつくでしょう。
さらに不完全燃焼なのは、その終わり方です。

昔の刑事モノのように、
【犯人に制裁を下すのは許されない。例え、無差別殺人を起こし、責任能力が無いように偽装し、何度も犯行しようと企てている鬼畜でも、報復するのは正しくない。】というのが、主人公の倫理観です。
そして 報復しようとしていた者は その説得劇の最中に新たな犠牲者となります。

例えどんな鬼畜でも、法律に不備があっても守る姿勢こそがカッコイイとの押し付けか、
それとも価値があるのか?という投げかけなのか、どちらにしても憎むべき悪党は生き残ります。
とても、後味の悪い作品でした。

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ビン棒

3.0 面倒な奴だらけ

2023年12月31日
PCから投稿
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