劇場公開日 2012年1月7日

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「【”哀しき朝鮮族の騙されし野獣死すべし。”やや、分かりにくいストーリーなれど、何故か惹かれるバイオレンスアクション映画。】」哀しき獣 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”哀しき朝鮮族の騙されし野獣死すべし。”やや、分かりにくいストーリーなれど、何故か惹かれるバイオレンスアクション映画。】

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

難しい

■借金を膨らませている朝鮮族の男・グナム(ハ・ジョンウ)は、借金帳消しと引き換えに韓国のキム・スンヒョン教授の殺害をミョン社長から依頼される。
 彼はこれを受け、韓国に出稼ぎに行った音信不通の妻を探すためにも、中国から韓国・ソウルに密入国する。
 ところが目の前で標的の男が何者かに殺され、警察に追われる身になってしまう。

◆感想

・超面白い、「チェイサー」と比較すると、主要人物を演じる二人の俳優が、立ち位置は異なるが強烈な存在感を放っている。

・ナ・ホンジン監督らしい残虐描写がふんだんに描かれ、且つ朝鮮族の男・グナムを演じる哀しみを漂わせたハ・ジョンウの演技に魅入られる。

・劇中の激烈なカーアクションも十二分に見応えがある。

<今作は、経済的に弱者である中国の辺境に住む朝鮮民族が抱える哀しさが、日本人である私にはやや分かりにくく、途中混乱するが、朝鮮民族の韓国民族への複雑な想いが背景にあるのだろう。
 140分を一気に見せるナ・ホンジン監督の剛腕は健在だが、ストーリー展開がやや難しいかなと思った作品である。けれど、見応え充分なのである。凄いなあ。>

NOBU