ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのレビュー・感想・評価
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誰にでもある過去のトラウマ、思い出すたびに自己嫌悪に苛まされる日々...
誰にでもある過去のトラウマ、思い出すたびに自己嫌悪に苛まされる日々
そしてどうしようもない現実に直面した時、どうするか?どう向き合うか?前を向かないといけない事わかっているが1人ではなかなか出来ない現実。ただ周りには自分を見守り支えてくれる誰かがいてくれて最後は前を向いて生きて行けて今の自分がいる。
前半は切ない展開も最後は救われる
最後までやり通すことに意味がある
日本人の自分にはよく分からないが、この映画で描かれていたものが、9.11で大きなものを失った人のリアルなのだと感じた。
トーマス ホーンという役者はこれから注目していこうと思う。
結果はどうであれそれをやることに意味があるとおもいました。なぜならそれは絶対に無駄にはならず、何かしらの形でかえってくるから。だから絶対に止めず、最後までやり通すことが大切だとトーマスに教えてもらいました。
過去鑑賞
覚悟していたのにやっぱり泣けちゃいました。
僕がいろいろ書くまでもなく、脚本の出来も良かったのだと思いますが、やっぱりオスカー演じるトーマス・ホーン君の演技が素晴らしかったですよね。
そしてオスカー君の周りにいる母親も祖母やその同居人も、オスカー君が出逢った様々なブラックさんたちも、欠点も勿論有りましたし、決して良い人ばかりではありませんでしたが、それでも温かみがある人たちでしたね。
特にサンドラ・ブロックが演じたお母さんの行動には泣けましたね(/´△`\)
ただ、あれは観客にはバラすべき事ですが、オスカー君には内緒にしてほしかったです。
個人的にはこれが唯一の不満でした。
…あの悪夢のような同時多発テロは、遠い国に住む僕のような人間にとっても衝撃的な事件でしたから、これが自分の住む街で起こったとしたら、その心的外傷が如何程のものになるのか想像もつきませんし、ましてオスカー君のような子供、しかもその事件で大好きな父親を失したとなれば心の傷がどのくらい深いものなんでしょう?(T-T)これは映画ですが、実際にこれに近い経験をした子供たちがいるかと思うと胸が痛みます。
オスカー君の影にアメリカ合衆国が再生しようとしている姿を感じないでもありませんでしたが、家族や人々との繋がりについて考えさせられました。
やっぱり暴力じゃ何も解決しないんですよね。
確かにアメリカ合衆国政府が始めた事かもしれませんが、ISのような集団が勢力を伸ばすのは大変危険ですし、どのような理由であれテロ行為は決して赦せませんが、暴力に頼らず解決する方法を見つけ、どこかでこの負の連鎖を止めないといけないですよね。
字幕版がおすすめかも
生きた証を探す物語かと思いましたが、残されたものが自立して再生していく印象を強く受け止めました。弔い方の違いもあり、死の喪失をテーマに紡ぐ話は家族観、親子の接し方の距離などがよく表れると感じます。話す姿が作風を印象づけます。うまい。
失った物の大きさ
失うからこそ、人との繋がりという価値が輝く。
失ったからこそ、芽生えた勇気と信念はより高い未来を乗り越える踏み台になる。
失ったものに焦点を置くのでは無くて、今此処にある愛で十分なのでは無いか。
だからこそ今ある愛に感謝の気持ち伝え無ければ。
与えられた愛を無駄にしないで、与えられたならそれ以上の物を返さなければ。
大切な物は本当に必要な人の元へ回っていく、本当に必要になれば何らかの形で自分に返ってくるから。
とエモーショナルに感じ取ってしまったそんな映画。
タイトルの意味が分かったとき感動した
9.11で父を亡くしたオスカーが、父の残した鍵が一体何なのか?謎を解くため、そして父との8分間(繋がり?)を保つため調査する。
話が進む中で、長くてよく意味が分からないタイトルが表してることは何か考えながら観た。
そして、タイトルの意味が分かったとき、大きな感動が待っていた。
なので、邦題もそのままのタイトルにしてくれて良かった。
最悪の日
911からずいぶん経ってからの視聴だが、犠牲者の家族は今も苦しまれていると思う、オスカーや母親のように。
「最悪の日」当日、父親との幸せだった日々、現在。いろんな時系列で織り交ぜられ展開する内容。もちろん探し物が見つかったとしても父親は戻ってこないが、ようやく一歩を踏み出したオスカー、得るものも多かった、という話。
会うべき人は一番最初のブラックさんだったというのは出来過ぎだけど。タイトル…大都市も世間は狭い、ということ?
トムハンクスの存在感はさすがだが、それを上回るオスカーに惹きつけられる。
「しあわせの隠れ場所」のイケイケ?な母親役とは打って変わり控えめな感じのサンドラブロックだが、やはり安定の存在感である。
久々に本気で泣いた
トムハンクス祭と題し、
主人とトムハンクスの映画を観漁る企画第3弾
タイトルからはどんな話なのか全く想像できないで
心構えなしに見た
話はうまい具合に進んでいくし、
進んでいくにつれ、親と子の想いがひしひしと伝わってもう、あの出来事が起こったあとだと知ったときは
涙が止まらなかった
息が苦しくなるほど泣いた映画は久々だった
いい映画を見た。
心を洗いたいときに見たい映画だった
大切な人を失ったとき、この一本が必要になると思う。
近頃流行りの病気である大切な人が亡くなりました。
何があった日にも、日本を明るい笑顔で包んでくれた方です。
太陽が無くなるとどうしたらいいのか未だに分からなくなるのが、私たちだと思います。
そんな暗く沈んだ日に観た一本。
この日ほど今作を観るのに適していた日はないと思います。
主人公は大きな音が苦手な男の子。
彼もまた、大切な人を失います。父親です。
彼のほとんどは父親で出来ていたのに。
彼の独特な部分、個性的な人とは違う部分を父親だけが
才能だと言って認めてくれていたんですね。
そして、彼は父親が残した鍵を開くものを探す旅にでる。
この瞬間から、彼は旅することで父が亡くなった哀しみを埋めようとし、
また、こうすることでしか生きていけなくなってしまいます。
父が残した旅こそが息子の生きる意味となり、息子を成長させるきっかけにも
なっていました。
(ここで祖父が出てきて共に旅する展開もグッドでした)
鍵の持ち主が発覚し、彼は今まで追いかけていた父の姿を見失しないます。
ここで父の亡くした911の日のことを思い出します。
出れなかった電話。ここに彼が上手く父親と別れられなかった理由があったのだと考えられます。。
心のしこりが取れないまま苦しい日々を過ごしていたのでしょう。
終盤、母親と向き合わなくてはならないときが訪れます。
今まで影の薄かった母親がここにきてぐっと距離を縮めます。
すべてを彼女は知っていて、先回りしておいた。
この事実には、涙をこらえることができませんでした。
この深い愛情を知って、彼は父親のいない世界で生きる意味を見つけ出します。
なんて素敵なストーリーなのでしょう。
911を軸に描きながらも、こんなにあたたかく、しかもこんな社会でも生きていける希望を感じさせます。
冗長だとか、いろいろ意見はあるだろうとは思いますが、
唐突に大切な人を失った人には届くであろう一本です。
また、トムハンクスも良かった。
そしてサンドラブロックも。なんて良い女優さんなんでしょうか。
最近になってやっと魅力がわかりました。
理不尽なことで急に誰かを失うことがあります。
それでも日常は続きます。
しかし、あたりまえのような日常の中にその人を失った行き所のない痛みを発散させる
空白の時間が存在するはずです。
その空白の時間に、そっと共感し、そしてまた前を向く強さをくれた作品でした。
この映画がなければ、もっと憂鬱な気持ちがつづいていただろうと思います。
あの日父を亡くした少年の,喪失と再生のものがたり
2019年6月5日 ものすごくうるさくてありえないほど近い 鑑賞
9.11で亡くなった父が残した鍵をたよりに何かを探し求めてニューヨークを探し回るアスペルガー症候群の少年、それを心配しながらも影ながら見守る母親、そして祖父。人と人とのつながりを再発見する都会のロードムービー的な映画でした。
#トム・ハンクス#サンドラ・ブロック#トーマス・ホーン#マックス・フォン・シドー
経験や体験の大切さが分かる作品
どんな物事も理性で全て解決していこうとする「理性偏重少年」がある日父を亡くしてしまう。
そんな少年が「死」という理性では解決しようがない問題にぶつかり、紆余曲折を経て経験や体験の大切さに気づいていくというストーリー。
理性って追求していくと、時にその無限性の矛盾にぶち当たる。(ex.コップはガラスで出来てる→ガラスは原子で成り立っている→その原子は…みたいな理性を追求していくと起こる無限的な矛盾)
つまり理性では解決出来ない事がこの世の中にはあって、それを乗り越えるために、経験や体験が重要である!ってことをこの映画から学んだ。
心がえぐられて、そして優しさに満ち溢れる
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い という題名が、見終わると何故か理解できてしまう。
とても辛くて、辛くて。でも人生には優しさが溢れてるんだと、前向きになれる映画でした。
人生において、運があるという事と相関関係にあるのは、沢山の人と会う事だと聞いた事があります。
さあ、ドアを開けて、人に会いに行こう。
ストイック。それがいい!
父を亡くした少年が、父に近づこうと、旅を続ける。
1人目のブラックさんから既に泣け、全編泣き通して観た。
アメリカ映画だから、母や祖父にもっと抱きしめられるのかと思いきや、ストイックなシーンが続く(ブラックさんに抱きしめられるのは置いておいて)。
それが、いい、、、
静かに激しく(矛盾語!)感情揺さぶられながら、
ラストの母との心の触れ合いのシーンに至る。
なんという素晴らしい演出、、
1人目のブラックさんの涙も、
この人の涙の理由すらわからないのに、釣られて泣いた。
「何も説明しないで、登場人物の人生を感じさせる」
──書きたくてもなかなか書けない脚本。
さらに、最後にそのブラックさんに戻ってくるなんて!
これは原作からこの順なのだろうか?
そうだとしても、映像化のスタッフ素晴らしい。
父のこと、
911のこと、
謎、
留守電のこと、
アスペルガーのこと、
母の気持ち、
祖父の存在、
大勢のブラックさん、、、
要素てんこ盛りなのに、
ストイックな描写と程良いテンポ感で、
全くてんこ盛り感無い。
本当に観て良かった。
今まで、ヘンテコなタイトルに魅力を感じず、
Netflixのマイリストに放り込んだままだった。
原題存じ上げませんが、
邦題、もうちょっと矛盾語に翻訳していただきたかったですね。
十分検討されてるだろうから、無理だったのかなー?
家族のリスタート
太陽のようなパパだったからこそ、遺された家族にとって喪失感が大きすぎていた
病死の場合とは全く異なる喪失感
言葉がなくても会話しているみたいだと思えた
『間借り人』の存在
心を開いたからこそ
自分のルールにとらわれすぎず、自然体ってこーいうことだよという感覚が、どうにかオスカーに受け入れられていった
パパからの電話に出なかった後悔が行動を起こす目的、ラストチャンスではあったが、間借り人がいたからこそ、克服できた事もたくさんあったはず
言葉と心が全く乖離していたと感じたのは
I Love You
ママが死んだら良かったのに
などという言葉、発するタイミング
ママもオスカーにお手上げ状態かと思いきや
オスカーを陰でサポートしていたことが分かり、伝わり、2人のちぐはぐな距離感が整った感じがした。
パパの存在を感じながら、
この家族の時間が進んでいくと良いな
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