劇場公開日 2012年2月18日

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「現実は残酷だ」ものすごくうるさくて、ありえないほど近い キーチさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5現実は残酷だ

2012年2月13日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

911で父親が亡くなった少年の心の変化と再生。と言えば聞こえがいいが、その傷はあまりに大きい。

留守電に残されたメッセージも変に感動を誘うような内容では決してなく現実的だ。

死を覚悟しているはずなのに、このメッセージを聞く(聞いている)息子の事を考えているんだろうなと。

息子の父親に対する愛情は全編を通し伝わってくるけど、父親の息子に対する愛情はより深い。

作品としては、悲しいながらも、最後は希望がもてるストーリーだけど、現実とファンタジー的要素の落差が大きくてノリきれない部分もある。

現実の出来事を絡めた内容で作品をつくるのってつくづく難しいと感じます。

そういう意味では、今作よりダイアナ妃の事故を効果的に使用したアメリは上手かった。

何かを期待しまうという点でトムハンクスはミスキャストだったと思います。

キーチ