劇場公開日 1992年8月22日

「 恐怖、暴力、グロ、エロ、そして重要なファクターとなっている宗教観...」エイリアン3 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 恐怖、暴力、グロ、エロ、そして重要なファクターとなっている宗教観...

2018年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 恐怖、暴力、グロ、エロ、そして重要なファクターとなっている宗教観。この宗教的な面がSFアクションの緊迫感を邪魔して、イマイチ盛り上がらないのだ。男だらけの中、しかもレイプ、殺人の罪で投獄されている囚人たちの中である。エイリアン以外に暴力的な男たちとも戦わなければならない、強くなったリプリーのドラマなのだ。一作目からかなりの年月が過ぎていることもあり、リプリーを丸坊主にしなければ表現できなかったことも興味深い。

 一番の見所は、「友達よね?もう長い付き合いなんだから」という台詞。だけど、宿主として卵を産みつけられているんですよね。。。リプリーお母さん。

 しかし、やっぱり脚本がおかしい。書き換えの連続により、男どもの心理描写が上手く繋がらない箇所もあるし、エイリアン出現と逃走のシーンだけを楽しむような仕上がり具合だ。スプラッター部分だけはシリーズ最高峰かもしれない。

kossy