劇場公開日 2011年6月25日

「ブレッソン流の愛」ラルジャン 凪さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ブレッソン流の愛

2019年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スクリーンで観なおし。

ギリギリまで切り詰めた映像や、編集、音声がとても良いです。
余計なものを排除し、人物よりも悪やお金といったことに集中して見る事ができます。

集中してみると、悪やお金のすぐそばには、愚かさや純粋さもあり、時に愛さえあったりもします。

そしてその愛さえも…

心理的な追い詰め方は、ベルイマンとは違えどキリスト教的な厳しさを感じます。

感情を刺激されてはいないはずなのに、ちょっとした何か(囚人の乾杯や、手紙の検閲など)でポロっと涙がこぼれてしまう。
稀有な作品です。

凪