劇場公開日 2011年11月5日

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「歴史の勉強」1911 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0歴史の勉強

2020年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 『孫文の義士団』で描かれた内容から5年後の話。黄興(ジャッキー・チェン)と孫文は革命軍のリーダー、革命軍の資金集めとして同盟会の指揮を高めていた。冒頭では女性初の処刑者が処刑台に向かうシーンで、まるでキリストのような扱いだった。

 アヘン戦争後から始まった列強の中国進出により、清朝の衰退は目に見えていた。おかげで人民が苦しい生活を強いられていたのだ。革命とは清朝の封建制を断ち切り、人民による統治を行うこと。そう主張する革命の父とされている孫文の物語。

 ジャッキー・チェンは総監督も務めていて、アクションが炸裂するのは僅か。銃撃で指を吹き飛ばされるところが痛々しかったけど、革命を遂行するために奮闘する勇ましさ。やはりジャッキーだな。

 ストーリー的には清朝の皇帝を退陣させるまでのもので、袁世凱や汪兆銘も登場するが、あくまでも無私無欲の孫文中心。これから先も激動の時代が続くので、続編ができるのなら見てみたい。

kossy