劇場公開日 2012年7月28日

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「凡庸。次のシーンはすべてあなたが想像する通りです。」ダークナイト ライジング お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0凡庸。次のシーンはすべてあなたが想像する通りです。

2020年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

世間の評判が素晴らしかったのですが、私にとっては凡庸な作品としか思えず、残念でした。

強い悪人がニューヨーク市内で原爆を爆発させるぞと言って市民を脅迫するという話です。

この手の設定を聞いただけで、即座に両手に余るほど似た映画を思い出すことでしょう。
それに対する戦い方も、恐ろしいほどにありきたり。

この映画で独創的なシーンが何かあっただろうかと記憶をたどってみますが、ひとつ、民衆裁判で「死刑か追放かどっちかを選べ」と裁判官役が捕虜に叫ぶシーンだけは新鮮でした。
というのは追放刑もまた死を意味するということでして、ちょっとだけ哲学的でもあり、独創的で面白かったです。

が、しかし、たとえば「原爆を無力化させる装置」(笑っちゃうでしょ、こんなものが存在するという設定自体……)をヒーローが原爆に取り付けるシーン等をはじめとして、もう同じような話を何百回見たことかという感じで、トホホでした。

お水汲み当番