劇場公開日 2011年5月14日

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富江 アンリミテッドのレビュー・感想・評価

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4.0十字架のように組まれた鉄骨が落ちてきて富江にブッ刺さる。妹の月子が...

2022年10月16日
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十字架のように組まれた鉄骨が落ちてきて富江にブッ刺さる。妹の月子が叫び、落としたカメラが地面を跳ね、血を吹き出しながら立っている富江にシャッターを切りまくり、ロックチューンなBGMが流れる、という出だし。
生きて戻った富江が、関わる者全てをめちゃくちゃにして、殺しまくる。増殖もハンパなくアンリミテッドの名は伊達じゃない。
ランチボックス富江フェイス×6は必見。
姉妹の関係や確執が富江の破壊行為や増殖につながっているという話で、月子が攻撃されまくる。原作読んだことないのだけれど、このわかりやすさは超良い実写化。ストーリーより映像重視の作品だけど、意味もわかるし姉妹の会話が全てを語る。

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collectible

3.5良くも悪くもエグい話になってると思う

2021年12月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

原作は知らないです。映画シリーズは8作くらいあるみたいですが、なぜかシリーズの最終章から観てしまいました。昔・・・といっても2011年の映画ですが、テレビやドラマで引っ張りだこの有名な役者さんは出ていないので、観る前は面白いかどうかは正直疑問に思ってました。でもまあ、一つのホラー映画としては悪くないと思います。しっかりとしたホラーテイストの場面もあって、全体的に気味の悪い話でした。

序盤からやってくれるなぁ~~~って感じです。とにかく終始気持ち悪かったですね。グロい場面が多く、苦手な人にとってはトラウマレベルだと思います。ちょっと演出的に疑問に思うところもあって、映画の面白さに嫌な影響があるような気がしました。損してる部分があるとすればそんなところですね。特別ダメな映画ではないし、ちゃんとそれなりにストーリーはできていると思います。役者さんの演技もなかなか良かったですし、原作を知ってればもう少し納得できる部分もあるかなって思えるような映画ですね。

ホラーやグロデスクなのが苦手な人は観ないことをオススメしたいですね

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ニンフィア好き

0.5これまで観た富江シリーズの中では、個人的には1番富江っぽいビジュア...

2021年12月17日
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これまで観た富江シリーズの中では、個人的には1番富江っぽいビジュアルだなと感じました。(原作未読です)

序盤から鮮血あり。
後半もコメディかな?と思ってしまうようなキャラクターたちのやりとりと共にグロい演出があり。
個人的には、富江の魅力にあてられた実の父親の気持ち悪さが堪らなく嫌でした…

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870

0.5ビックリするほど面白くない。

2021年11月9日
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監督に才能の一欠片も感じない。
脚本も素人が書いたのかと思うほど。
酷すぎる。

予算が無いなら、こんな駄作は作らないでユニセフに寄付した方が世のため人のため。

肩から出てくる顔も手作りの粘土?丸出しでドン引き。

そして、出てくる学生が皆ダイコン。
セリフ棒読み。
富江は学生に見えないし。
キャバクラのコスプレデーか?

日本の恥なのでお蔵入りにして下さい。

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チアゴまておチロ

4.0俺はっ やってやる

2021年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 1年前に死んだはずの富江が誕生日に戻ってきた。家に入るなり、「キャビア、フォアグラ、キャビア、フォアグラ」と父親に甘える富江。いや、その前に死んだ娘の誕生日を祝うなんてどんな家族なんだ!と、疑問に思いつつも、最後には納得させられた。

 ストーリーそのものよりも徹底した恐怖ビジュアルと怒濤の不条理シークエンスによって緊張、困惑、混沌という感情に加え、柔道部のメンバーや月子(荒井萌)の親友佳恵(多田愛佳)が可哀想になってくる。もっと悲惨なのは母親(川上麻衣子)だったかもしれない。とにかく、今までの富江映像作品に比べると、増殖、連鎖の点では群を抜いている。ただ、「最も原作に近い」などと言われても原作を読んだことがないのでピンとこない・・・

 冒頭からグロテスク映像が炸裂し、死んだ人間をなんとも思わない奇異な両親。そして例のごとく家族愛よりは偏執愛へと父親は変貌し、殺してしまいたい感情に苛まれる。それは柔道部の俊夫くん(大和田健介)も同じで、富江シリーズの醜い部分が最高潮になる。やがて、妹の月子も富江と似たような状況に陥るというオマケ付きだった。

 井口昇監督は『片腕マシンガール』の時にも感じたけど、ジャパニーズホラーの枠に収まりきらない天才肌さえ感じ取れるのだ。むしろ、サム・ライミ監督の『死霊のはらわた』シリーズのようなわけのわからない恐怖映像。死んだ姉が転校生として妹と同級生になってしまう理不尽さも吹っ飛んでしまうのです。また、女の子たちの演技が良ければ満点にしてもいいくらい。この後に富江シリーズが作られてないことからしても、この作品を超えることができないからじゃないだろうか・・・

 節足動物は大嫌いなので、恐怖度増し増し。逆に人面創や血が噴き出すシーンに心地よささえ覚えてしまう。こんなのは絶対に子どもたちには見せられないなぁ~

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kossy

4.5イメージ、叩き壊し

2011年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

「片腕マシンガール」などの作品で知られる井口昇監督が、荒井萌を主演に迎えて描く、ジャパニーズホラー界が誇るシリーズ最新作。

井口昇と、西村喜廣。ここにあげる映画監督と特殊造形監督こそ、日本映画界が今、最も注目すべき映画人であると私は考えている。何故だろう。それは、この二人が手を組んだとき、その作品は狂気を帯びた「壊し屋」としての性格を持つからである。

二人の作り手が共作した作品には「片腕マシンガール」「ロボゲイシャ」といった作品群がある。一見すれば、荒唐無稽なスプラッターコメディのような様相の作品だが、実はそう単純にはいかない。

「片腕~」が描く女子高生が持つ既成のイメージ(AK〇のような、アイドル)、「ロボ~」が描く芸者が持つ既成のイメージ(SAYURIのような、花町)を、鮮烈な残酷描写と極端なコメディ要素を混ぜ込み、徹底的に叩き壊す意図が、作品から滲み出す。結果として、女子高生と破壊、芸者とグロが化学反応を起こし、現代日本映画界の表現の幅を広げようとするのが、この奇抜な作品群の出現した意味だと考えるべきだろう。

その二人の作り手が次に選んだ題材こそ、日本映画界が誇るホラーの古参シリーズ「富江」だった。

邪心、憎悪、恐怖の代名詞のようなイメージが付きまといながら続編を量産してきた本シリーズ。その最新作と銘打たれながら、もう腹を抱えて笑うしかない壮絶、過激な暴力描写に彩られた本作には、これまでの「富江」にあった陰湿、かつ絶望的な空気よりも、むしろあっけらかんとした陽のエログロ世界としての色合いが強い。「富江=暗い」という既成のイメージをここでも力強く叩き壊し、新しい魅力へ一歩進める役割を担おうとする。

だからこそ、AKB48の人気メンバーの首をあんな羽目に陥らせることも平気でやる。とことん、壊す。壊す。そこから生まれる可能性を、強く信じた作り手の自信が成せる業が、本作の大きな見応えを生み出す。

流麗な物語展開を無視した、破壊衝動とインパクトへの欲望が溢れ出す独特の「壊し屋」世界。一度この味わいにはまれば、もう、抜け出せない。

井口昇、西村喜廣。何はともあれ、刺激、変化、衝撃といった言葉に弱い映画ファンの方々は、この二人の名前を是非、覚えておいていただきたい。彼等の作品は、いつも何かを「壊す」。そして「創る」はずだ。

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ダックス奮闘{ふんとう}