劇場公開日 2011年7月2日

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「クルーニーの新境地?それともただのミスキャスト?」ラスト・ターゲット SAOSHIーTONYさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0クルーニーの新境地?それともただのミスキャスト?

2011年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

この映画を観終わった後“あ~終わってよかった”と思いました。本当に長く感じました。ジョージ クルーニーが好きな俳優のうちの一人として期待していた作品だっただけに本当に残念です。クルーニーは新たな新境地を開拓したかったのでしょうけど結果的にはこの役はミスキャストでありこの作品は駄作です。

この作品に明確なストーリーはありません。あるとすれば、イタリアでカメラマンとして生活していた男がそこで最後の大仕事をするといった感じでしょうか?

まさかジョージ クルーニーの作品に対してこんなことを言う日が来るとは思いませんでした。この作品を一言で表現するとシリアスというよりダークという言葉がふさわしいと思います。これまで「シリアナ」や「フィクサー」でシリアスな演技を魅せてきたクルーニーですが、今回はそれ以上にダークで無表情でなんとも言えない感じでした。私はミスキャストだと思います。ダニエル クレッグがやるのならわかりますが、クルーニー・・・って感じです。

その上もっと残念なのが存在感のある脇役が神父さん以外一人もいないということ。まだ「シリアナ」ではマット デイモンやジェフリー ライト、「フィクサー」ではトム ウィルキンソンやアカデミー賞を受賞したティルダ スゥイントンがいましたが、だれもいません。そして、なんと言ってもあのスローペースな展開力。これは完全にアントン コービン監督の責任です。

まあ、こんな感じでしょうか。新境地にチャレンジしたクルーニーでしたが、完全に失敗してしまいました。まあ、彼も人間だということなのでしょう。次回作はあのアレクサンダー ペイン監督とタッグを組んだ作品の全米公開が控えていますのでそちらを期待したいです。

SAOSHIーTONY
2011年6月1日

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SAOSHIーTONY