劇場公開日 2011年6月18日

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「男はロマン」あぜ道のダンディ F.M.Revolutionさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0男はロマン

2013年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

<解説>妻に先立たれて15年になる50歳の淳一は、自分がガンではないかという疑いを抱く。2人の子どもたちには弱音を吐けない淳一は、中学時代からの親友・真田に胸の内を明かす。さえない中年の男やもめが、見栄を張りながらもダンディズムを貫き、一生懸命に生きる姿を描く。

 二人の中年おやじの居酒屋でのやりとりが面白かった。同じことを何回も言ったり、とてつのない大きな野望を言ったり、心の底から捻くれて弱気発言をしたり、何か物語の展開があって、その後必ず居酒屋に戻る。その構成もコメディ色を強めて面白い。自分も仲の良い友達がいて、あんなやり取りをすのだが、中年になったらもっとウザイやり取りするんだろうなぁと思いながらみていた(笑)
 男って今、自分の置かれた立場で最高のロマン(この映画の場合は「ダンディになる」)を掲げる。それはいくつになっても変わらないんだなぁと思った。世は今の自分へのいいわけでもある。人間ってのは恐ろしくいいわけを考えるのが速い!そんな頑張る中年の意地と弱さをみせることで笑いに変えてゆく。コメディ映画として面白かった。

F.M.Revolution