劇場公開日 2011年8月27日

「感動を演出しようというふつうの作品」神様のカルテ ともきちさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0感動を演出しようというふつうの作品

2014年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

単純

寝られる

がん患者を使って感動を演出する。
それはまあいいとして、その先に何を伝えたいのだろうか。何が伝わったのだろうか?
孤独死?
患者の自由意思?
医療関係者への問題提起?
家族や愛は大切だと?
厳しいね。リアルにやったらドキュメンタリーになってしまうし。物語にするならやっぱり感動イベントのシナリオにするしかないし。

絶対に病院じゃやらないような突飛なイベントを創ったり、余命で破天荒なことをする話が映画にはたくさんあるが、それは本当のがん患者の時間の中の1%さえ満たさない。
切り落とされたその他99%を描こうとする作品はありえないのだろうか。

ともきち